ジョブス筆頭に海外経営者が注目。ビジネスマンこそ「坐禅」に挑むべき理由

 今回のテーマは、「忙しいビジネスマンこそ、夏休み中にお寺で坐禅体験をしてほしい」というものだ。なぜなら、現代の脳科学や心理学が解き明かした、クリアな思考を生む方法が2500年前から行われている坐禅にはあったからだ。

座禅はクリアな思考を生む武器

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 優秀なビジネスマンや忙しいビジネスマンほど、朝早くから夜遅くまで仕事をしていて、早朝や18:30から始まる坐禅会に参加できない。なので、時間に余裕ができる夏休みのタイミングに一回だけでも、「お寺」で坐禅体験をしてほしい。  筆者は先日、西麻布にある長谷寺で、坐禅を体験させていただいた。そのときに、坐禅の三大要素である3調「調身+調息=調心」の教えをいただいた。これがまさに、現代社会のビジネスマンが取り入れるべき、クリアな思考を生む武器なのだ。  これを簡易的に説明すると、「姿勢を正して、呼吸を整えることで、心を落ち着かせることができて、次の段階に思考が移っていく」というものだ。  現代人は、多くの不安や心配、恐怖に囚われており、そのような感情は脳のキャパを占有する。人間の脳は、限られたリソースの中で判断できる合理的な判断を行うので、このような感情で脳の処理領域を占有されていると、クリアな思考をすることができない。

頭で感情を支配することは難しい

 人間は焦っているときほど、合理的な判断ができなくなるのも、脳の多くの領域を感情に支配されてしまっているからだ。  ただ、こういう状態に陥ったときに、多くの人が、「考えちゃダメだ」「落ち着け」と頭で支配しようとする。しかし、日常的にそのトレーニングができていなければ、いざというときに心をコントロールすることができない。  だからこそ、調身+調息の考え方で、調心を行うのだ。姿勢を正して、自然な呼吸にすることで、心が落ち着いていく。
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姿勢と心は関連している
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