“女性装”の東大教授が「れいわ新選組」の公認候補に。「新たな政治の原則は『子供を守ること』」

今の日本でいちばんの問題は「生きづらさ」

安冨氏会見

6月27日、会見を行う山本太郎氏(右端)と安冨歩氏(右から2人目)

 参議院議員・山本太郎氏が代表を務める政治団体「れいわ新選組」が6月27日午後4時から東京・四谷の事務所で記者会見を開いた。  いったんは前日に会見がセットされたものの、野党が会期末を控え衆議院で内閣不信任案を提出したことで中止。仕切り直しとなっていた。  会見のテーマは、蓮池透氏に続く2人目の公認候補予定者の発表。山本氏は冒頭、新たな候補者の横顔をこんなふうに紹介してみせた。 「今の日本でいちばんの問題は何かと言ったら『生きづらさ』。生きづらさの原因には経済的な困窮もある。でも何よりも、男らしさ、女らしさ、子供らしさ、母親らしさといった『こうあるべきだ』という枠にはめられて生かされ続ける現代は、まさに“地獄”であると。  そんな中で、価値観をブレイクスルーされた方。自分らしさを最大限に解放されている方、ぜひこの方に候補者になっていただきたいと思って、お話をさせていただきました」  一斉にカメラのストロボがたかれるなか、会見場に登場したのは安冨歩・東京大学東洋文化研究所教授。記者団からの質問を受ける前に、まず自らマイクを握った。 「今回、太郎さんから『出てほしい』という(話があった)。実はその話をいただく前には、一度握手したことがあるだけの間柄でした。そんな関係で、しかもメールで頼まれたんです。  そんなものを引き受けるのは『どうかしてるな』と自分でも思うんですけど。でも、『今の時代に私が何かできることがあるとしたら、これは非常にいい機会ではないか』と思って、選挙に出させていただくことにしました」(安冨氏)

エリートが人々を“地獄”に連れて行く

 安冨氏はこう続けた。 「最も大きな目的は、先ほどご紹介いただいた通り、現代は“豪華な地獄”。見た目はとても素晴らしいが、中身は息が詰まって苦しくてたまらない。そういう社会です。  真綿で首を絞められるんだけど、その綿はオーガニックみたいな(笑)。そこを何とかしないことには、私たちは決して幸せにはなれない。日本社会はやがて崩壊に向かっていくんじゃないかと、非常に危惧しています」  安冨氏の専門は満州国経済史。研究を通して「エリートが真剣かつ真面目に取り組むことによって、人々を“地獄”に連れていく」という構図が見えてきたという。  東日本大震災・福島原発事故後の2012年に『原発危機と「東大話法」』(明石書店)を上梓。“選良”の言葉遣いと立ち回りの欺瞞性を丹念に検証した。さらに、個人ブログ「マイケル・ジャクソンの思想(と私が解釈するもの)」などを通じて、「魂の脱植民地化」を訴えてきた。  2013年からは“女性装”をするようになった。2018年には「アウト×デラックス」(フジテレビ系)に出演し、マツコ・デラックス氏に「かわいい」と絶賛されている。
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これからの社会の原則は「子供を守ること」
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