「菅原議員を含む菅原事務所の総意」として事務所の女性スタッフから初めて退去を促され、菅原事務所をあとにした。すると事務所前を素通りする菅原の国会事務所の秘書を発見。電話で状況を報告し何やら指示を受けている。電話の相手は菅原議員本人であろうか。声をかけたが無視されてしまった。
電話で状況を報告する菅原議員の国会事務所秘書
これまで筆者は菅原議員が統一教会の2世組織の集会に参加したことや選挙運動員として同教団の信者を登用した疑惑を追い、本人にも何度か直当て取材を行っている。秘書たちも筆者の人となりを知っている。明らかに取材を妨害するために警察に通報したということだ。<参照:
統一教会イベントで2世信者を激励した議員に「信者運動員使用」疑惑浮上。本人を直撃<政界宗教汚染~安倍政権と問題教団の歪な共存関係・第9回>
菅原事務所の前には警察官6人(制服4人私服2人)と警察車両2台が集結。虚偽の通報によって警察の業務をも妨害したことになる。急病でもないのに救急車を呼ぶようなものであり、道義的にも問題ある行為だ。
果たして一連の「報道妨害」「虚偽通報」に現職の国会議員の関与はあったのか。もし菅原議員がこの「報道妨害」や「虚偽通報」に関わっていたとすると、国会議員が自身にとって都合の悪い情報を発信したTwitterアカウントを虚偽の通報によってロックさせただけでなく、虚偽の通報によって警察まで出動させたことになる。
菅原陣営の変化を確認したのは6月5日。毎朝行っていると標榜する駅頭演説でカード型カレンダーの配布を取りやめ、A5サイズのチラシに変更していたことが菅原議員のSNS映像から判明した。秘書によると新チラシにカレンダーは印刷されていないという。