この裏ワザは業者が対策済み。今は使えなくなってしまった。
「仮想通貨BOはまだ黎明期で裏ワザが見つかる可能性が高い。マーケットが成熟すれば裏ワザで稼げる余地は減っていくでしょうが、今はまだ前例が少ない。隙は多いはずです」(同)
すでにビットオッズの研究を始めたジョンウン氏。攻略のヒントを教えてくれた。
「注目はオッズ。ビットオッズでは取引参加者の偏りにより、配当が決まります。上を予想する人が多数なら、下のオッズは2倍を超える。実際に2.5倍を超えることも頻繁です。とはいえ、上がるか、下がるかの確率は丁半博打のようなもの。であるならば、2倍以上のオッズに掛け続ければ期待値はプラスです」(同)
[オッズだけを見てベットする!]オッズが2倍以上のときだけ掛け続ければ期待値はプラス。値動きは気にせず機械的に掛け続けていこう。より多くの利益を目指すならRSIなどのテクニカル分析を加えて勝率を高めていくべし!
オッズ2.5倍、勝率50%で1万円ずつ掛け続ければ、2戦後には5000円の利益が残る計算になる。この偏りを味方につけるという発想だ。
「単純に2倍以上の方向に掛け続けてもいいし、テクニカル分析を加えて勝率を高めることもできます。オススメは価格の上がりすぎ・下がりすぎを測る『RSI(相対力指数)』。RSIが20以下なら売られすぎなので、上がる可能性が高い。そのときは下方向のオッズが2倍以上でも見送るべき」(同)
逆に、RSIが80を超えていれば買われすぎだから、上方向の取引は見送りだ。
前出のこたつむり氏も、やはりテクニカルを使って攻略していた。愛用しているのはボリンジャーバンドだ。
「ビットコインの短期トレーダーには1分足のボリンジャーを見ている人が多いんです。特に『3シグマでの逆バリ』は鉄板です」(こたつむり氏)
統計的にボリンジャーバンドの3シグマ以内に値動きが収まる確率は99%とされる。
「逆に考えると3シグマに価格がタッチしたら異常事態。反転する可能性が高いということになります。3シグマタッチ後に価格が反転したのを確認したら、その方向にベットしてください。プラス3シグマにタッチして反転したら下、マイナス3シグマタッチ後の反転は上です。短期トレーダーも同じように考えてトレードする人が多いため、このとおりに動きやすいんです」(同)
[1分足のボリンジャーバンドを活用せよ!]値動きの幅を視覚的に捉えられるボリンジャーバンド。プラスもマイナスも基準とすべきは1分足の3シグマで、タッチしたら逆方向に掛ける戦略が、仮想通貨BOでも効きそうだ。
もっと手っ取り早く稼ぎたい人には、ジョンウン氏が以前行っていたような値動きのタイムラグを突いた手法もある。
「ビットオッズではビットコインだけでなくイーサリアムやリップルも取引できます。仮想通貨の基軸がビットコインなのは言わずもがな。基軸が動くと、他の主要アルトも遅れて追随することが多い。つまりビットコインが急騰すればイーサリアムやリップルも遅れて上がると考えて、上方向に掛ければいいということ」
オッズを見て機械的に取引するか、基軸通貨を見ながらアルトコインを狙うか。はたまた王道のテクニカル分析に頼るか――いずれにせよ、始まったばかりでチャンスが多そうな仮想通貨BO。稼ぎやすい時期は、今だ。
【こたつむり氏】
個人投資家。ホストやパティシエなどを転々とするも投資家として大成功。5億円の資産を築き、会社経営者として世界へ進出
【ジョンウン氏】
個人投資家。為替BO業者の隙を突いた裏ワザを得意とし、昨年だけで3億円の利益。一昨年から仮想通貨にも進出し荒稼ぎする
取材・文/高城 泰
― [仮想通貨バイナリー]で荒稼ぎ! ―
<提供元/週刊SPA>