「新興国バブル」破裂の可能性
2014.12.30

吉田 恒氏
以上のように、旧エネルギーの評価見直し、そして新興国時代の評価見直しのなかで、豪ドルは続落してきたわけだ。普通に考えると、それは異例の購買力平価以上の豪ドル高が長期的な過大評価、つまり「バブル」だった可能性を試す動きではないだろうか。
仮に、購買力平価以上の豪ドル高が「バブル」だとしたら。足元の購買力平価は0.77ドル程度だから、それを豪ドルが大きく下回るまで、「バブル破裂」の豪ドル下落は続く見通しになるが、果たしてどうか?(了)
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【吉田 恒氏】
1985年、立教大学文学部卒業後、(株)自由経済社(現・(株)T&Cフィナンシャルリサーチ)に入社。同社の代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。また「M2JFXアカデミア」の学長も務めている。2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。「わかりやすい、役立つ」として、高い顧客支持を有する。著書に『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)など
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