ちょうど夕食時だったが、悠長に食事を食べている場合ではない。Q&Aを探してみたが、該当する情報は見つからない。そこで、Amazonのチャットによるユーザーサポートを呼び出した。
ここで少し補足しておく。Amazonは、メールでのやり取り以外に、電話やチャットでのユーザーサポートを受け付けている。私の
おすすめはチャットだ。他の作業と並行して、ユーザーサポートを受けられる。そして終了後は、全履歴をメールで送ってくれる。開始までの待ち時間も短い。
消費者向けの企業でもあるAmazonは、ユーザーサポートがしっかりしている。いや、繋がらない電話のサポートしかない企業と比べて、非常に高いレベルでサポートをしてくれる。
こうした点は、Googleとは大きく違う。以前、GoogleがAndroidを日本進出する時に、銀行口座の登録でトラブルがあった。半角片仮名で名義を入力するのだが、法人で使う「(」の文字を受け付けないというバグがあった。
そのせいで、デポジットが振り込まれなかったのだが、再三メールで報告しても「正しい銀行口座名を入力して下さい」という機械が書いたメールしか送ってこなかった。結局、三菱UFJ銀行(当時は三菱東京UFJ銀行)の本部に確認してもらって、そのやり取りを送った段階で、ようやく「エンジニアに連絡します」という人力のメールが返ってきた。一連のやり取りは1ヶ月弱もかかった。
ユーザー対応は極力したくないと考えるGoogleと比較して、Amazonはきちんと顧客に向き合っている。
さて、話を戻そう。Amazonのユーザーサポートだ。
サポートでチャットを選択すると、1分も待たずに繋がり、サポートが開始された。調べてもらうと驚くべきことに、私のメールアドレスで2つのアカウントが存在しているという。1つが現在の住所で、もう1つが過去の住所だという。
そういえば先ほど、郵便番号を入力する際に、古い方の番号を入力した可能性がある。そのことで、何も中身がないもう1つのアカウントにログインしてしまったようだ。原因は分からないが、当面の問題は正しいアカウントにログインできるかだ。そのことを中心に、ユーザーサポートを進めていった。