パチンコ業界を利する得票数は20万票。その希望を一身に担う自民党・尾立源幸

尾立源幸氏のTwitter

尾立源幸氏のTwitterより

「パチンコ業界の族議員」誕生なるか?

 尾立源幸。  自由民主党参議院比例区(全国区)支部長。来たる7月の参議院選に立候補を予定している。  この尾立氏とパチンコ業界の関係性がとても興味深い。パチンコ業界はこの尾立氏を、業界をあげて応援すると公言し、その支援を惜しんでいない。一方、尾立氏も、パチンコ業界の族議員になることを大いに明言し、全国行脚の日々を過ごしている。  国会の場でパチンコ業界団体の政治分野アドバイザーであることを指摘され「ただちに辞めさせていただく」と業界に背を向けた国会議員もいるなか、世間的にも風当たりの強いパチンコ業界の族議員になると力説する氏の姿は、世論に右往左往しながら事なかれと取り繕う政治家より清々しく感じるのは筆者だけだろうか。  氏が開設した公式Twitterには、パチンコ業界の様々な集会、会合等に登壇している氏の姿を見る事が出来る。そのツイートには、業界関係者が氏を応援するリプライもあれば、同じくらいに氏を批判する声も投稿される。世間の厳しい声があるのは百も承知とは氏の弁であるが、果たして氏とパチンコ業界のチャレンジは双方が求める結果を見出すことが出来るのか?

パチンコ業界が目指すは20万票の獲得か

 パチンコ業界の目論見は、応援する議員が20万票以上獲得することであると言われている。この20万票の数字は、どのような根拠から導き出されているものなのか。まずはその根拠について探る。  そもそも参議院全国比例区の「当選ライン」は何票なのか。  あくまで予測の範囲を超えないが、当選ラインはズバリ10万票前後であると考えられる。  過去の参議院選を見れば、自民党が民主党から政権を奪回した直後に行われた2013年の参議院選における自民党比例区の最下位当選の獲得票数は77713票。2016年に行われた参議院選の自民党比例区の最下位当選の獲得票数は101154票である。  2013年は民主党政権に落胆した有権者が多く、自民党に追い風が吹いた選挙と言われ、8万票弱の獲得でもドント方式で当選が出来た。よって参考にすべきは直近の2016年の参議院選であり、パチンコ業界関係者も、この10万票が当選ラインでないかと想定している。  尾立氏を支援しているのはパチンコ業界だけではない。氏の根本の地盤は大日本猟友会であり、猟友会側からの票もあるだろう。この猟友会側の票読みのベースは、2013年参議院選挙全国比例区に立候補した、現大日本猟友会会長でもある佐々木洋平氏の得票数であろう。  当該選挙において、佐々木氏は自民党公認で立候補し、56082票を獲得したものの落選している。この結果から、大日本猟友会が持つ票数は約5万票であることがうかがえ、猟友会自体が高齢化しており、求心力も衰えていることから、パチンコ業界以外の尾立氏支援団体の総票数は5万票前後であると想定できる。  結論として、氏を支援するパチンコ業界の当面の目標は5万票ということになる。
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約20万人と言われるパチンコホールの就労者
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