スペインでも大きな話題。久保建英レアル入団をスペイン紙はどう報じた?

久保はレアルで活躍できるか?

 久保がプレーすることになっているカスティーリャの新監督ラウル・ゴンサレスはスペインの至宝とも呼ばれ1994年から2010年までレアル・マドリードでプレーして228得点を挙げた選手である。彼の背番号「7」はクリスチアーノ・ロナウドがレアル・マドリードに移籍したシーズンはラウルの最後のシーズンでロナウドは背番号「9」でプレーした。ラウルはジダン監督と同じように性格は温厚で人間味が豊かな人物であるから久保が普段の能力を発揮すれば2年目の1部への昇格もより説得力をもつはずである。  安心できない要素もある。2015年にレアル・マドリードが期待して契約した当時16歳のフォワードマルティーン・ウーデーゴールのように籍を置いたまま他のチームでプレーしているが未だに戻れる様子はないという場合もある。一方、昨年ブラジルから18歳で入団したヴィニシウスは今シーズ途中から1部リーグでプレーするようになっている。  最近のレアル・マドリードはバルセロナのように小さい頃から選手を育てて行くようになっている。以前はそうではなかった。既に他チームでプレーしている能力ある選手を獲得するのに契約金が非常に高額になっているからである。 「日本のメッシ」とスペインで呼ばれている久保に寄せているレアル・マドリードの期待は非常に高い。 <文/白石和幸> しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営から現在は貿易コンサルタントに転身
しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営から現在は貿易コンサルタントに転身
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