「IRに電話したからといってすぐに変わるわけではないですが、そういう声が大きかったり、議決権の反対票が多ければ、経営陣も無視はできないはず。株主として声を上げることが大切なんです。また、可能なら株主総会にも参加したほうがいいですね。総会に行くと、企業の姿勢も見えてくるので、企業への投資の判断にもなりますから」(かぶ1000氏)
経営に参加するのは、なにもM&AやTOBだけではない。まずは株主として、1票を投じるところから始めたい。
また、仮にTOBで経営陣が入れ替わった場合、リストラが進む恐れもある。投資をしない会社員にとっては、いつでも転職できるスキルを身につけておくのが最大の防衛策になるはずだ。
【かぶ1000氏】
中学2年から株を始め、投資歴は30年超。総利益は3億円を超える。資産バリュー株投資が得意。ツイッターは
@kabu1000
― 敵対的買収が増えるワケ ―