自己啓発セミナーと化すヨガイベントの恐怖。組体操まがいの動きから「隣の人と褒め合いましょう」まで

ヨガイメージ

某ミッドタウンなどでも、集団ヨガが始まるシーズンであるが……(写真は本文と関係ありません)

 スピリチュアルの異様な広がり、そしてスピリチュアルと自己啓発セミナーの接近・合体する現状を以前報告した*が、一般公開されたイベントでも自己啓発に浸食された事件があった。 <*参照:”妻がいつのまにか教祖・信者に!? 個人が新興宗教化する時代”-HBOL

高級マンション街のヨガイベントで……

 毎年このシーズン、高級レジデンスが立ち並ぶ港区の某所では野外ヨガのイベントがある。ヨガと聞くと女性を連想しがちだが最前列には男性がずらり。ヨガブームを反映してか男性参加者の多さに驚く。筆者もここに参加してみた。  だが、今年は異常な雰囲気だった。まず異様なまでに撮影に厳しく、開催中も含めて係員が見回った。そして、さらなる問題はヨガ開催中に起こった。  今回、いきなり「隣の人と手をつないで足を上げてバランスを取りましょう!」などという、一歩間違えば大けがに繋がるポーズを公式撮影のために何度もやるように呼びかけられた。  なぜ赤の他人と手をつながなくてはならないのか。しかもマスゲームのような多人数で一斉に行う集団演技を要求される。マスゲームを写真撮影したいという開催側の意図に至ってはまるでかの国の競技会を連想させた。

組体操まがいの動きはヨガにはないはずなのに……

 マスゲームは言わずと知れた集団思想の育成方法のひとつだ。都内でも組体操による事故が多発している状況で一列に40人もの人の手をつながせて片足でバランスを取る必要はヨガ自体にはない。 「集団づくりに効果がある」として取り入れられるマスゲームや組体操をヨガイベントに組み込む意味をぜひ伺いたい。  しかも、参加誓約書に開催中の時間内に起こった怪我には責任を持たないという一文がある。  それにもかかわらず、事故が起こりやすいバランスの取れない足上げポーズを連発させるのは危機管理に問題があるといわざるをえない。野外ヨガはほとんどが個人参加、隣はあくまで赤の他人である。
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組体操どころか自己啓発セミナーの定番まで……
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