部下に仕事を任せられない? 原因は間違った褒め方にあった

 筆者は個人向けのコーチングもしているが、そのクライアントのなかで、ある会社のマネージメント職にある方が、こういう悩みを抱えていた。「部下に仕事を任すのが不安だ」

仕事のプロセスが見えない

photo via Pexels

 4月や1月で役職が変わり、同じような悩みを持つ方がこの時期になると増えてくるのではないだろうか。この方に限らず、私の周りに同じような悩みを持つ方がいる。  コーチングのなかで、この方と「問題のなぜなぜ分析」をして原因を深掘りしていくと、ひとつの課題が見えてきた。その課題は多くの人が抱えているはずで、ひとつの解決策になると思い、クライアントとの合意の下、今回の記事でご紹介させていただく。  それが、「部下の仕事のプロセスがブラックボックス化している」だ。

新しい仕事を任せるのが不安

 普段の仕事を部下に任せたときに、そのインプットとアウトプットは把握しているが、アウトプットを出すまでのプロセスがブラックボックス化している。そのため、同じ仕事を任せることはできても、新しい仕事を任せるときに、部下は何ができるのかわからないので、お願いすることに不安を感じる。  なので、上司の目線で「彼の普段の仕事に近いから、きっと彼ならできるだろう」と思って任せた仕事でも、実は全然できず、予想以上に時間がかかったり、予想に反したアウトプットになる可能性がある。  または、「なんでこれができないんだ?」と、聞くと「やったことがないからです!」と、そういうことじゃないと言いたくなるような返事が返ってくることもあるだろう。関係は悪化するばかりだ。
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部下を正しく褒めて能力を引き出す
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