幸せ侍 / PIXTA(ピクスタ)
2016年の秋にもSNSで話題になった「ヌードルハラスメント(ヌーハラ)」(日本人が麺を“ズルズル”とすする音が外国人には不快だ、というもの)。
似たような話題が今年5月の連休中、再び話題になった。
あるTwitterユーザーが「音ハラ(前出ヌーハラと同じようなニュアンス)」について報じているTV番組で、フランス人観光客が「僕の隣でそばをすすって食べられるとイライラする」とコメントしている場面のキャプチャを貼って、「私もフランスから日本に帰ってきたとき感じた」「最近の若い女性は啜る人がほとんどいないと思う 食文化も変容していけばいいね」とツイートした。
すると、このツイートは大きな反響を呼び、2019年5月9日時点(ツイートから5日目)で1万3069件のリツイート、1万4974件の「いいね」が付けられ、5335件のレスが付くほどバズったのであった。
反響の多くは、「その土地の文化や風習に合わせるのが観光客の嗜み」、「なぜ日本料理にフランスのマナーを取り入れるの?」と言った声が中心。中にはフランス大統領選前のフランスの様子を報じたニュース番組で反移民的なコメントをしているフランス人男性(前出の番組キャプとは違う男性)の「外からやってきてこの国が嫌いだというなら 帰ればいいんだよ」というキャプチャ画像を貼って皮肉るユーザーもいた。
中でも注目を集めたのは、日本に帰化したスウェーデン人庭師、村雨辰剛さんのツイート。
きっかけとなったツイートを引用リツイートした上で「変容しなくていい」としたツイートは5月9日時点で4万8024リツイート、13万8155「いいね」が付き、674のコメントが付くほど拡散した。
定期的に話題になる「日本人が麺をすするときの音」問題だが、いまや外国人が増え、インバウンド隆盛の日本で、たくさんいる外国人は本当にそんなに不快な思いをしているのだろうか?