クルド人少女のイジメ問題、卒業しても解決はしていない

織田朝日

テレビのインタビューに、両親も顔出しで対応

テレビのインタビューに答える少女

『めざましテレビ』(フジテレビ)のインタビューに答える少女とその家族(「めざましテレビ」より)

 ハーバービジネスオンラインに筆者が寄稿して以来、社会問題として大きく発展していった、クルド人少女のイジメ問題。その後、テレビ番組などの取材依頼が少女とその家族に来た。  両親たちは番組に顔を出し、イジメについて語るという思い切った行動にでた。両親も娘のイジメに対し、学校側の不誠実な対応についてずっと憤りと痛みを背負ってきた。苦しかった想いを世間に伝えたい、この覚悟は相当のものと言ってもいいだろう。少女自身も顔は隠すという条件のもと、辛かった過去を思い出しながら一生懸命インタビューに答えた。

変わらぬ学校側の不誠実な対応

 それに対し、学校側のテレビでのコメントは非常に残念なものだった。『めざましテレビ』(フジテレビ)では、教頭の二転三転した「(少女は)心が弱いから」等の発言も、どうしても認めようとはしなかった。「自分の発言がそのように伝わったのであれば申し訳なかった」と最後まで逃げ口上に徹した。 「スッキリ!」(日本テレビ)では「他の児童と同じように丁寧に相談に乗り一つ一つ指導してきました」と語っていた。  何一つ解決しようという姿勢が見えず、すっかり学校の評判が地へ落ちてしまった。いまさら、この発言を信じる人がいるのだろうか。少女は6年間イジメの被害にあったと番組で語っている。  学校の対応に問題がなければ、ここまでひどい状況に発展することはまずありえない。自らの過ちを認め、反省をしっかりしていただかねば生徒たちに示しもつかないのではないだろうか。
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変化も起きたが、いじめ問題は根深く残る
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