どうしてもやる気が出ない……重い腰をあげる決め手があった!

山本マサヤ
 筆者は定期的に各所でセミナーを実施しているが、先日に実施した心理学セミナーで、このような質問をいただいた。「どうしてもやるべき仕事があるのに、あと回しにしてしまう。どうしたらいいか?」。読者のみなさんも同じような経験があるのではないだろうか?

後回しは人間の本性

photo via Pexels

 人間にはやる気の波があり、やる気が出ないと、難しい仕事をあと回しにしてしまったり、手を抜いてしまう人がいる。  筆者は個人向けのコンサルも行なっているが、やらないとご飯が食べれなくなるような個人事業主でも、「やる気が出ないんです」と、やるべきことができない人がいる。  これは、行動経済学で提唱されている「現在志向バイアス」による影響だ。  先送りしてしまう人間心理のことで、未来にある喜びよりも、目の前にある喜びを重要視してしまう。貯金のために節約ができない、ダイエットのために我慢ができないなど、目の前の喜びのために未来に得ることができる喜びを過小評価してしまう。人間が仕事を先送りしてしまうのも、この人間心理によるものだ。  つまり、誰もがあと回しにする癖や欲求を持っているのだ。

「我慢できる人」は成績も優秀に

 スタンフォード大学で「マシュマロ実験」という、子供の我慢力を試す実験が行われた。子供の目の前にマシュマロが置かれて、15分間食べずに我慢できれば、あとからもうひとつマシュマロがもらえるというものだ。実験では、3分の2の子供が我慢できずに食べたそうだ。また、食べずに我慢できたグループは、将来的に学業において優秀な結果を残せているということもわかっている。  日本の場合だと、小学生の時に夏休みの宿題を、毎日コツコツできたかどうかに近いのではないだろうか。あなたはどうだっただろう?  あと回しにせずに、やるべき目の前の仕事に取り組む方法の本は多数出ており、それぞれ筆者も試してみた。効果には個人差があるが、今回の記事では私が実施してみて効果があったものをご紹介する。
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重い腰をあげるには「まずは10分」
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