十数億円を運用する投資家は、なぜ「ウクライナ」の不動産投資に注目したのか?

ウクライナはまさに“買いどき”

内藤忍氏

 もちろん空室リスクはあるし、流動性も低く、内藤氏とて全戦全勝というわけにはいかない。そんなときに分散投資のメリットが効いてくるのだ。そして内藤氏が今、注目しているのが東欧のウクライナ。ロシアとの対立が報じられているが、内藤氏は先頃、首都キエフにある高級レジデンスの一室を購入。50㎡で約1400万円だ。 「実は、ロシアとの対立も局地的なもので、キエフはまったく治安に問題ありません。しかし、市場は過敏に反応して、この5年で通貨価値が米ドルに対して4分の1近くまで下落しています。ただ、実情を考えればいずれ物価や不動産価格が上昇してくるはず。つまり売られすぎと判断したわけです」  投資物件は数多く保有するものの、自身の住まいは賃貸。5年前に目黒の戸建ては売却したという。 「それまで借金をしたことが一度もなかったのですが、融資を受けてワンルームを買ってみたところ、不動産投資にハマったわけです。自宅を売却した資金もさらに物件購入に注ぎ込むなど、金融資産を次々と不動産に変えていきました

ウクライナの情報はクローズドなネットワークから

 ただ、資産を増やすこと自体にはさほど執着していないという。 「お金のことを考えないで生活したいから、投資をしているんです。株式投資をしていた頃は、朝起きたらNYダウと為替相場をチェックして一喜一憂するというストレスフルな毎日でした。ところが、今は投資物件の家賃が入ってくるのを見てるだけ。時間に縛られない生活ができるようになった」   そして、自由になった時間は、富裕層との交流に充てているとも。 「前述したウクライナの不動産投資なんて、どうやって買うのかなんていう情報はネットにも出ていないわけです。そうした情報は、資産設計実践会という富裕層間のクローズドなネットワークから入ってきます」  数年前に取材したが、そのときに比べ内藤氏の表情はどこか解放感に溢れていた。 <内藤氏のポートフォリオ> *不動産は購入時物件価格からローン残債を引いた額 銀行預金 20% 太陽光投資 10% インデックスファンド 8% 航空機リース、クラシックカー、ワイン、アンティークコインなど 7% 不動産 55% 【内藤忍氏】 マネックスグループ各社の代表などを経て「資産デザイン研究所」を設立。『初めての人のための99%成功する不動産投資』など著書多数 ― お金持ちの[資産ポートフォリオ]見せて! ―
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