十数億円を運用する投資家は、なぜ「ウクライナ」の不動産投資に注目したのか?

 先行き不透明な時代において資産運用での“自己防衛”は必須だ。しかし、やらなければと思いつつも実際にはむしろムダな出費にカネをかけている人が多いのではないか。今回、実際に資産を築いた人たちの運用方法を丸裸にした。その手練手管をぜひ生かしてほしい。

国内外の不動産に分散投資。最も熱いのはウクライナ?

「運用資産額は全体で十数億円。でも、不動産投資用の借金も10億円以上ありますからね」  そう言って笑うのは資産デザイン研究所代表の内藤忍氏だ。その投資対象は不動産にとどまらず、投資信託、FXをはじめ、太陽光発電、航空機リース、アンティークコイン、クラシックカー、ワイン、現代アートなど多岐にわたる。 「おもしろそうなものは『人体実験』と称し、全部やってみないと気がすまない性分。でも、一番の目的はリスク分散。個別の投資ごとにリスクとリターンを考えるのではなく、アセットアロケーション(資産配分)という観点から投資を行っています

アセットアロケーション(資産配分)でうまく運用

 一つの投資がダメでも、別の投資がうまくいけばカバーできるという考え方だ。分散投資は不動産も同様で、国内では東京23区を中心に10億円相当、アメリカやイギリス、東南アジアの新興国などにも数億円を保有している。 「国内不動産は家賃収入が目的。英米の不動産は建物の4年減価償却が認められるので、節税対策の意味合いが強い。新興国は基本的にキャピタルゲイン(値上がり益)狙い。アジアの新興国の経済成長率が仮に7%程度だとすると、10年後にはGDPが2倍になります。そうしたときに不動産価格が下がるなんてことは考えづらい。もちろん物件も吟味しますが、成長にかけて投資するロジックです」
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ウクライナはまさに“買いどき”
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