「私たちは人間です」。入管施設の悲惨さを訴え、被収容者が飛ばした紙飛行機に書かれたメッセージ
「助けて下さい。私たちは人間です」
そのほかの2通にも、それぞれメッセージが書かれていた(原文ママ)。
「入国管理局で日々すごしているがいこく人は100%の自由のないまま日々すごしてストレスを沢山たまって、おおくのがいこく人はせいしん、あたまおかしくなりくるしんでいます。
この生活の中でやる事は何もありません。だから毎日、家族や友人の事、自分の事を考えるしかありません。その生活の中で考えると、それにこたえる事が出来ない入国管理局長が、私たちはどうぶつみたい、メシをあたえておわり。びょうきになったら薬、ちゃんとしたてつづきはない。生きるかしぬの日々をすごし、いつこの生活がおわるのだろうと日々考え、つらいでくるしい毎日。
私たちは人をころしていません。もちろんけいむしょ行った人もいます。でもちゃんとはんせいしている人もいる。それだけやない。なんみんの人もいる。それを考える入管かんけんしゃは心はまったくありません。どうか、助けてください。
私はFREE USHIKUやODAさん中村さんのおかげで、おくのがいこく人が頑張っている。私はその中の一人でかんしゃします。これからもよろしくお願いします。助けて下さい。私たちは人間です」
「ヒトラ のやりかた やめろ! いのちを まもろ! 私 つまと うまれたばっかりの赤ちゃん 二日れんらくない。いのちち たすけて。かぞく ばらばらしないでください。にんげん まもろ! 私も さいせんてき(精神的)に だめになってる」
被収容者と支援者の、目には見えない深い絆
おだあさひ●Twitter ID:@freeasahi。外国人支援団体「編む夢企画」主宰。著書に『となりの難民――日本が認めない99%の人たちのSOS』(旬報社)など。入管収容所の実態をマンガで描いた『ある日の入管』(扶桑社)を2月28日に上梓。
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