中国、裏の次世代ロボット政策とは? 元政府機関研究員の社会学者が衝撃的提言

中国AIドールの発展に日本の技術が貢献していた

EXDOLLの商品には「浮世絵シリーズ」という日本をイメージしたリアルドールも少なくない EXDOLLサイトより

 中国のAIドールでもっとも有名なのが先に紹介したEXDOLL(大連蒂艾斯科技)だ。’17年には新三板に上場し、時価総額は現在、約93億円にものぼる。同社の最新AI搭載ドール「EX-ZERO」は音声認識や顔識別のほか、人間の表情や会話時の口の動きを学習する機能も。  将来的に金融や医療分野での活用も視野に入れており、用途を限定しない汎用ロボットに大化けする可能性もある。  世界有数の技術力を持つ同社だが、なんとCEOとAI開発責任者はともに日本に留学経験があるのだ(後者は早稲田大学で博士号を取得)。さらにCEOの楊東岳氏は、日本のラブドールの精巧さに感銘を受け、帰国して事業を立ち上げたほど。今回、楊氏へインタビューを申し込んだが、多忙とのことで代わりに以下のメッセージを頂いた。 「今後、記事読者と直接、交流できるような機会を設けたい! 私たちの理念や商品について皆さんと共有したいですね」  日本への“恩返し”となるのだろうか。 取材・文/池松信二 青山大樹 ― 中国[SEXロボット]計画の衝撃 ―
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