相手を引きつける「視線はずし」。上手な人には共通点があった

 筆者はさまざまな企業で、ビジネススキルの実践力を高める演習を実施している。演習するスキルは、過去に理論構築されたり、学者が重要だと説いてきたものではない。これまでの参加者、つまり日本の普通のビジネスパーソンが、演習で実際に相手を引きつける効果が高かったものをモデル化したものだ。

素朴な疑問にスキル向上のカギがある

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 理論や学説が不要だと申し上げているわけではない。しかし、理論や学説を学ぶだけでは、「どのように行動や話法で繰り出せばよいか」という点がわからないままなので、実践に役立つ度合が小さい。 「2、3秒でアイコンタクトを外す」ことも、これまでの演習参加者が相手を引きつける効果が最も高かった、ひとつのモデルだ。  相手との関係性によって、あるいは、その人の顔立ちによっては、長めのアイコンタクトでも抵抗感を与えなかったり、反対に短めのアイコンタクトでも違和感を覚えさせたりしてしまったりする。

簡単なスキルを「型」として身につけると応用できる

 2、3秒のアイコンタクトは、最大多数の人に効果があるだろうというひとつの型として、身につけておくことをオススメする。ひとつの基本的な型として身につけると、応用が効きやすくなる、そのような効果のあるモデルなのだ。  ひとつの型を実際に行動や話法で身につけようとする際に、あれも、これも、それも……と欲張って、いろいろなことを一度に身につけようとしたり、伝える側が詰めこもうとしてしまうと、結局、頭ではわかったけれども、実際にどうやればよいのという疑問が一向に解消されない。  そこで筆者は、演習参加者が相手を引きつける効果の高かったスキルをモデル化する際には、スキルをパーツ分解し、コアスキルを見極めて、そのスキルの高め方を反復演習する方式をとっている。これが、本連載のタイトルにもなっている、「分解スキル反復演習」だ。  分解スキル反復演習を実際にやってみると、素朴な疑問が出てくる。その素朴な疑問に、スキル向上のカギが含まれていることが実に多い。そのカギに行き着くことができると、劇的にスキルが高まる。
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アイコンタクト外しが上手い人の共通点とは?
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