小川淳也議員、NHK・上田良一会長と木田幸紀専務理事に3・1報道について問う

HBO取材班
 これが、3月14日の衆院総務委員会において、NHK会長・上田良一、NHK専務理事・木田幸紀の両氏が小川議員の質問に回答した様子の文字起こしである。編集部注以外、見出しも彼らの発言に基づいた言葉だけに抑え、強調や両氏のコメントを掻い摘んだりなどの「編集」は一切していない。言い間違いだと思しき箇所も含めて、素のままの文字起こしである。 ※※※ 文字起こしここから ※※※

小川議員vsNHK会長、専務理事

小川淳也議員(以下、小川議員):立憲民主党・無所属フォーラムの小川淳也です。まず今般の予算でありますが、赤字予算であると。それから基金を取り崩して補うと。さらにそうまでして受信料を引き下げると。あの一連私どもも理解をするところでございまして、党なり会派の決定に従って私も賛成するつもりでおります。  その上で今日はちょっと編集方針等についてお尋ねしたいと思っております。ただその特に政治報道に関する編集方針なんですが、その前に、先ほどのやりとりの中でもありましたが、例えばドラマとかあるいはバラエティ番組、それから特に教養番組やドキュメンタリー。これに関しては私自身そのNHKの番組のクオリティといいますか、これは圧巻だと思います。自分自身あのすごく勉強になると思ってわざわざ録画して、視聴している番組も複数ありますし、この点に対しては、率直に敬意を表したいと思っております。それで問題は政治報道についてであります。  このNHKの政治報道に対する信頼感なり、期待感。これはもうあえてちょっとあの申し上げます。だいたい世の中半分の方は政権支持層です。世の中のもう半分の方は政権不支持層です。両方とも受信料を払っています。という前提に立った上でお尋ねをしますので、その前提でお答えをいただきたいわけです。これで私自身ちょっと自分自身の発言にも関わることなので非常に申し上げにくいんですが、ちょっと看過できませんのでお尋ねします。  先般3月1日の衆議院の本会議における根本厚生労働大臣の信任に関する議案についての報道です。ある学識、有識者の方がこの大臣不信任決議案の趣旨弁明を「悪意ある切り取り編集で辱めたNHK」という形で投稿記事を投稿しておられます。(編集部注:”小川淳也議員による根本大臣不信任決議案趣旨弁明を悪意ある切り取り編集で貶めたNHK”上西充子・HBOL)  これはあのインターネット上ですからいろんな意見があっていいわけですが、学識経験者が投稿したということですので、それなりの見識と覚悟を持っての記事だと私も受け止めています。  それからインターネット上に、これは一般の方だと思うんですが、野党側が追及に用いたネット上の統計不正に関する皮肉み、皮肉の書き込み。野党側が追及に用いたのはそれである。冒頭わずか2分、全部で1時間49分、109分の演説時間を頂いたわけですが、冒頭わずか2分余りの導入部分があたかも演説の本題であったかのような印象を与えるナレーションが付されていた。  途中何度も水を飲む姿と時間稼ぎをしていた印象与えるナレーションを加え、これ報道とは政権与党に都合のいいことを言い、都合の悪いことを隠し、野党を蔑んで与党側の印象を良くすることなのか。恥を知ってください。というような一連の批判がございます。(編集部注:【NHKの真っ赤な嘘】2019年3月1日小川淳也議員による根本厚労相不信任決議案趣旨弁明を伝えるニュースウォッチ9|犬飼淳 / Jun Inukaiのnote”)  これについてNHKがどう受け止めているか。まずその点から会長のご見識をお聞きしたいと思います。

「公平公正、不偏不党、自主自立」と上田会長

NHK上田良一会長

NHK上田良一会長(衆議院インターネット審議中継より)

上田良一・NHK会長(以下、上田会長):お答えいたします。NHKといたしましては放送法に則り、公平公正、不偏不党、自主自立を貫き視聴者の判断の拠り所となる情報を多角的に伝えていくことが役割だと考えておりまして、これをしっかりと守って放送を行っていくことだというふうに認識いたしております。  国民の知る権利に応え、特定の利害に左右されることなく、意見が対立している問題は多角的に取り扱うなど基本的な姿勢を堅持することは重要と考えておりまして、これからもこの認識を常に持ち業務の執行に当たってまいりたいと考えております。  何をどのように伝えるかに関しましては、まさに編集権に関わることでありまして、コメントを差し控えさせていただきたいと思いますが、分掌された権限の下で現場が自主的に判断していると認識いたしております。  政治的公平性につきましてもこうした自律的な取り組みの中できちんと確保していきたいと考えております。 小川議員:まさに今会長がおっしゃったお題目がきちんと実践されていますか。チェック機能が働いていますか、という趣旨でお尋ねをしています。  一部異論もあるようですが、これ最近NHKを退職された記者の方が出版された『官邸 vs NHK』という書籍です。特に森友問題に焦点が当たっています。初動段階において相当取材を尽くしたにも関わらず、上層部の意向で十分それが報道できなかったというような一連の経緯がつづられています。もちろんいろんな反論もあるでしょう。  ちょっと関連してお尋ねしたいんですが、この森友問題に対するNHKの報道が不十分だという世の中からの苦情があったようですね。これがどうも数字をこの本に沿って数字を申し上げると150件だったそうです。今般ちょっとお尋ねします。この3月1日の本会議の取り上げ方、まぁ夜9時台のニュースの話なんですが、をめぐって色々と電話やお手紙、メール、そしてSNS、色々と苦情なり苦言があったと思いますがそれはどのくらいあったんですか。
次のページ 
170件もの苦情が寄せられていたニュース9
1
2
3
4
PC_middleRec_left
PC_middleRec_right
関連記事
PC_fotterRec_left
PC_foterRec_right