インテリアを中国人が好きな黄色を軸にしたら、高評価。
近年、不動産投資マーケットは大きく停滞。銀行から融資が下りづらくなってることや、リスクに合う利回りが見込める物件はそう簡単には見つからないのが現状だ。
そんな状況下でも、驚異的な利回りをたたき出すのは、インターネット広告会社を経営する皆川賢太氏だ。
「私が手がけるのは民泊事業。4、5年前に流行したAirbnbですが、一時は競合が増えすぎて激戦でした。しかし’18年6月に民泊新法が施行され、許認可制になったことで、届け出を出さず営業していた物件はAirbnbのサイトに掲載できなくなり、淘汰が起きた。インバウンドで需要は高まる一方なのに、ライバルが減ったんです。これはチャンスかなと」
皆川氏が手始めにスタートしたのが、新大久保にある間取り1K、家賃7万5000円の物件。昨年の12月から始めたにもかかわらず、2か月足らずで初期費用を回収。黒字化した。
Airbnbの売り上げ管理画面、2か月先の予約も埋まるほど
「敷金・礼金や家具を揃えたりと、最初にかかったコストは約50万円。月々にかかるランニングコストは家賃と光熱費、Wi-Fiくらいで10万円弱です。清掃は外注でまかない、費用はお客様からいただくのが慣例なので負担にならない。通常の時期で1泊1万2000円、春節や花見客の多い4月などのハイシーズンは1万6000円ほどで貸し出す予定ですが、稼働率は90%ほど。7万5000円の物件が月に20万円の不労所得をもたらしてくれ、すでに4月まで予約で埋まっている盛況ぶりです」