成功したビジネスリーダーたちの特徴。浮かび上がった7つの共通点

 世の中には、出世して高い給与を手に入れる人もいれば、いつまでも平社員で低賃金しかもらえない人もいます。では、出世して高い給与を手にできる人は何が違うのでしょうか?

的を絞ったキャリア形成が重要

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 仕事ができること? いいえ、例えば1980年に経済学者のジェームズ・メドフとキャサリン・エイブラハムが調べた研究によれば、企業の給与は本人の実績よりも、年齢や在職期間との相関性のほうが強いことがわかっています。また、連邦公務員を対象にした調査では、人事評価に実際の生産性があまり反映されていないことが判明しています。  では、出世する人は何が違うのか? スタンフォード大学ビジネススクールのジェフェリー・フェファー教授は、先行研究や組織内政治、経営者の経歴分析、ビジネスリーダー数百人の観察調査などを通じ、徹底的な研究を行ない、高い地位に上り詰めて権力を手にする人に共通する7つの特徴を発見しました(『権力を握る人の法則』ジェフェリー・フェファー)。  本日はこの「出世する人に共通する7つの法則」について見ていきたいと思います。  ①「決意」:絶対に大成するぞ、という強い決意をしている  何事も大成するには努力と根気が必要であり、そのためには強い意志が欠かせないとフェファー教授は言います。  たとえばリンカーンの評伝を書いたピュリツァー賞作家のドリス・カーンズ・グッドウィンによれば、リンカーンが政治家として成功した要因のひとつは、断固たる決意だったそうです。そうした決意があったからこそ、彼は貧しい生い立ちや若い頃の挫折や周囲からの侮辱を乗り越えることができたのです。  ②「エネルギー」:エネルギーと時間を費やせば成功確率は上がる  放送業界で絶大な権力を誇るCBS社長のフランク・スタントンは猛烈な仕事ぶりで知られ、一日5時間しか眠りません。また学校制度改革の旗手であるルディ・クルーは、毎朝7時に起床し、誰よりも早く出勤するそうです。  このようにエネルギーや時間を費やせば、何事であれ達成できる可能性は高まります。加えて、エネルギーは伝染するため、あなたの活力は周囲の士気も鼓舞します。更に、一般的に上司はエネルギッシュに働く部下を昇進させることが多いため、出世も早くなると教授は述べています。  ③「集中」:1業種や1企業、ひとつの職務やスキルに的を絞ってキャリアを形成する  ルーペをかざして太陽光線を焦点に集めれば燃え出します。同じように、権力を獲得する場合においても一点に集中してキャリアを形成することは大きな意味を持ちます。  たとえば複数の製薬会社の顧問を務めた後にジャズ・ファーマスティカルズを設立したブルース・コザードは自らの成功要因について、若い頃から製薬畑一筋で、製薬産業の技術や経営知識、更には業界内の人脈を得ることができたからだと分析しています。  また、バークレーズ銀行で若手ながら役員に抜擢されたバーノンは、経営幹部向けのプレゼンテーションや重要なプロジェクトなど、チームに割り当てられた最も効果の高い仕事に集中することで、その能力を周囲に印象づけることを可能にしてきました。
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相手を信用させるには自信が不可欠
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