初心者向けと侮るなかれ。有名過ぎるけどバカにできない情報源、元日経記者はこう活用している
ネットで株の売買をする場合、自分が取引対象にしている銘柄については登録しているネット証券会社がドル円相場、日経平均、さらにNYダウ、シカゴ日経先物、個別銘柄の株価動向などについては十分な情報を提供してくれるので問題はありません。
ただ株は生き物です。その日、あるいはその数日前に起った世界や日本のさまざまな政治、経済、社会情勢、突発事件などが影響を与えます。このような情報を素早く手に入れ、分析するためにおすすめのサイトや番組を紹介します。
①日経電子版
日経電子版とは、日本経済新聞社が提供しているネットメディア(電子版)サイトです。2010年の創刊ですが、登録者数が急増していて、2018年6月現在、有料会員と無料登録会員を合わせた総数は400万人を超えています。有料会員数も60万人に達しているそうです。
日経電子版の大きな特徴の一つは、豊富な記事量です。『日本経済新聞』の朝刊・夕刊に掲載される記事約300本(1日分)に加え、電子版独自の記事600本、合わせて約900本が毎日配信されています。電子版のトップページには、その日に日経新聞に掲載された主要記事のほか、電子版独自の記事も豊富なので、直近の世界、日本の様子が分かります。
日経電子版の記事は経済・政治、ビジネス、マーケット、テクノロジー、国際・アジア、スポーツなどその内容によっていくつかのカテゴリーに分かれています。この中で、株式投資に役立つコーナーが「マーケット」です。
「マーケット」には株式のほかに為替・金融、商品、海外、投資信託などの項目があります。株式にはその日の日経平均の動き、為替・金融にはドル円相場などの動き、さらに商品コーナーには金、銅、石油などの最新の世界の動向が見られます。海外コーナーでは、NYダウ、S&P500、ナスダック、NY金、原油、ドル円相場など終わったばかりのNY市場の数字を見ることができます。
ネット株の取引を始める前にマーケットコーナーを見ておくと、その日の東京市場の相場の動き、たとえば日経平均の寄り付きが前日比プラスで始まるか、下落して始まるか、横ばいかなどの見通しを自分なりにつかむのに役立ちます。
②Yahoo! JAPANの「ファイナンス」
Yahoo! JAPANのホームページを開くと、トップページが出てきます。左端にあるサービス一覧の中から「ファイナンス」をクリックすると、目的のファイナンスコーナーが出てきます。最初のページの1行目には日経平均、NYダウ、米国ドル、ユーロのリアルタイムの数字が刻々と流れているので便利です。
ヤフーのファイナンスにもさまざまなコーナーがあります。株式や為替の他に株価予想、証券口座などがあります。株価予想は株専門家による予想、証券口座はどのネット証券のサービスが優れているかなどを比較しており、これからネット株を始めたい人には参考になります。
私の場合は、1日の取引が終わった後、利用しています。その日の株価動向の評価、日本時間の夕方から始まる欧州市場、さらに深夜から翌日早朝にかけて取引中のNY市場の株価や円相場の動向などをチェックするためです。週末の土、日には専門家による「来週の相場見通し」が掲載されます。これも参考になります。
取引前に日経電子版に目を通して、その日の市場の動きをつかむ
取引が終わった後、欧州市場やNY市場、円相場の動きをチェック
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