→いつ始めてもいいが早いほどいい
投資を始めてみたいけど、踏み出せないという人の多くは、「今、始めて大丈夫なのか」という不安を感じている。投資をした直後に暴落に見舞われたりしたら、目も当てられないからだ。
しかし、これは「量」が変動しない一括投資だけの話。値動きの異なる金融商品でも、20年間の値動きと、積み立て投資をした場合の成績の推移を考えれば各商品の値動きは大きく異なっていても、投資の成績は序盤ではあまり差がなく、年数を経るほどに差が大きくなる。星野氏は「序盤は買えている量が少ないので成績の変動幅も小さいが、終盤になって量が増えるとブレ幅が大きくなる」と解説する。(参照:
HBO・「投資センスゼロ」な人ほど知っておきたい「積み立て投資」の押さえるべきポイント)
「『量』を持っているかいないかで、投資の成績は大きく変わってきます。まとまった資金を持たない人が投資の『量』を積み上げるには、とにかく早く始めることが重要なのです」
【星野泰平氏】
ドルコスト平均法協会 代表理事。証券会社勤務時代、積み立て投資を「量」の視点で説明する方法を考案。積み立て投資研究の第一人者として金融機関などを対象に研修を行う。著書に『
半値になっても儲かる「つみたて投資」』など
取材・文/森田悦子
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