「積み立て投資は投資センス不要」は本当? リスクから始めるタイミングまで疑問を直撃

「投資をしても失敗ばかり」「自分はセンスがないのかも?」と悩む個人投資家に朗報だ。投資センスは一切不要、誰でも簡単に資産を増やせる方法がある。その名は「積み立て投資」。これまで見過ごされがちだったそのカラクリに迫る。積み立て投資研究の第一人者である、ドルコスト平均法協会代表理事の星野泰平氏に聞いた。

値下がりしたら損するのでは?

→むしろ「量」を買い込むチャンス!

「積み立て投資家は相場が下がれば下がるほど喜んでいいのです」(星野氏) 図版提供/ドルコスト平均法協会

「値下がりしたら損をする」というのはあくまで一括投資の常識で、積み立て投資では大いなる「誤解」だ。買った金融商品が値下がりしても、がっかりする必要はまったくない。積み立て投資では価格が下がるほど「量」を買えるので、将来、回復したときに大きな成果につながるからだ。  ある架空の投資信託の10年間の値動きを示しているグラフをみると、1万円でスタートしたこの投資信託の価格は投資を始めた直後からどんどん下落し、7年目には2000円まで大暴落してしまった。最後の3年でようやく少し持ち直し、なんとか投資時の半分となる5000円まで回復しているが、それでも当初の半値である。  この目も当てられないようなひどい成績の投資信託に、月に1万円ずつ積み立て投資をしていたらどうなるだろうか。驚くべきことに、120万円の投資元本が139万円にまで増えてしまうのだ。  もし、120万円を積み立てではなく一括で投資していたら、10年後の価値は元本の半分となる60万円だ。しかも途中の最安値局面では8割もの含み損を出し、生きた心地がしないに違いない。そんなひどい下落に見舞われた商品であっても、積み立て投資なら十分な利益を出せるのである。  100年に1度の金融危機といわれたリーマンショックから10年、次の金融ショックがいつやってくるかは誰にもわからないが、恐れる必要はない。
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