
返還リスクの低い嘉手納飛行場は軍用地の中でも高い人気を誇る。「10年間、コツコツと購入を重ね、現在は嘉手納飛行場内の1万㎡を超える土地を保有しています」
「米軍が駐留する軍用地のオーナーになると、毎年国から借地料が支払われます。国が借り手なので滞納もないし、物件の管理も不要だし、銀行の融資も通りやすい。私も10年前から始め、8億円以上を投資、年間約2000万円の借地料を得ています」
ただし、基地が返還されると、当然、借地料はゼロに。地価も大きく下落する危険性がある。ゆえに、三浦氏は返還可能性が低い嘉手納飛行場に対象を限定しているとのこと。
「軍用地は人気すぎてすぐに売れるので、ともかく初動が大事。物件情報を入手できたら、翌朝、不動産屋に開店前から足を運んで、『買いたい』と直談判。これなら電話で問い合わせしてくる人に負けませんから。すべての投資に通じますが、人任せにせず、自分で動くこと。これが大原則ですね」

三浦弘人氏
【三浦弘人氏】
’66年。東京都江戸川区出身。29歳に転勤で沖縄を訪れ、37歳から沖縄を中心とした不動産投資を開始。著書に『
満室の3倍儲かる非常識な投資法』(ダイヤモンド社)
― クレイジー大家のマル超不動産投資哲学 ―