100万円稼ぎたいなら、200万円分の仕事をすべきである理由<現役愛人が説く経済学68>

東條才子

人は、自分が思うほど自分の市場価値は高くない

 こんにちは、東條才子です。OL業のかたわら、「現役愛人」として色恋を売りにして生活しております。  この時期は2月14日へ向けて、バレンタインの計画を立てているところです。奥様に不倫を疑われている顧客男性には、チョコレートを含むプレゼントはあげられません。その場合はバレンタインの前後で顧客訪問(デート)して、「今日は私が食事をおごるね」と、モノではなくサービスで感謝の気持ちを表すことにしております。  さて前回は、「毎月100万円ほしくても、50万円しか稼げない『保有効果』の罠」と題して、人が「自分の持っているものの価値」を、他人が思うより2倍以上も高く見積もってしまうというお話をいたしました。  あなたが持っているものの価値は、他人から見れば2分の1以下の価値しかないということです。ネットオークションやフリマアプリで物を売るとき、思ったよりも安い値段でしか売れないのも「保有効果」によるものですね。    保有効果に照らしますと、愛人マーケットにおいては、ある女性が「毎月100万円払ってくれるなら愛人になってもいい」と思っていても、50万円でしか売れません。  そういえば昨年、“紀州のドンファン”と呼ばれた実業家が亡くなったとき、結婚したばかりだった若奥様Sさん(20代前半)が毎月100万円の小遣いをもらっていたと報じられました。  当時、ネットでは「100万円もらっても、あんなおじいさんと結婚するなんて無理」という声が聞かれましたが、そういうことをおっしゃる女性は、自分の価値を高く見積もりすぎていると、私は思います。  20代前半のセクシーな長身美女ですら、毎月100万円で売買されるのが「相場」なのです。しかもSさんは、結婚して初めて100万円の小遣いを手にしていたと報じられています。ただの愛人では、50万円でも良い方でしょう。  今どきのお金持ちは、財布の紐が固いのです。Sさんからすれば、55歳も年上のご老人と付き合うのに、結婚せずとも毎月100万円いただけるなら、わざわざ結婚までしなかったことでしょう。彼女の若さを考えますと、多額のお小遣いを得るため不本意ながら籍を入れたと見えないこともない。
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自分を高値で売ろうとしすぎると、かえって売れない
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