キャッシュレス決済本格普及期だからこそ狙い目の銘柄4選
2019.01.24
日経平均が2万4000円台を突破したのも束の間、その後の全体相場は荒れ模様。だが、個別に見れば、株価が2倍以上に化けそうな銘柄が潜んでいる。今のうちに仕込んで、平成最後の年にハイリターンをゲットしよう!
気鋭のアナリスト・田村祐一氏が注目するのがキャッシュレス化関連銘柄だ。欧米や中国などと比べて、日本ではキャッレス化が遅れているといわれる。紙幣の印刷が精巧で偽造されにくいこともその一因だとされるが、東京五輪という世界的なイベントを控えて後手に回ったままでは済まされない。そこで官民で推進を図ろうとする動きもあり、たとえばロイヤルホールディングス傘下のテンコーポレーションは、’18年10月にキャッシュレス決済限定の「大江戸てんや浅草雷門店」をオープン。さらに国は、’19年10月に予定されている消費増税をキャッシュレス化の導線とすることを模索中だ。
「政府は増税後を見据えた対策として、キャッシュレス決済を行った場合にポイント還元によって税負担の軽減を行うことを検討しています。外食などでは人手不足の深刻化で業績が悪化していますし、その意味でもキャッシュレス決済の導入にはメリットを感じるでしょう。既に株式市場ではキャッシュレス化関連銘柄が注目を浴びていますが、息の長いテーマとなりそうです」
当然、五輪までにキャッシュレス決済に対応した店舗や施設は増えていくことになる。ただし、こうした社会構造の変化がビジネスチャンスに直結するのは、システムを導入する側ではなく、それらを供給する側だ。
「決済代行を手掛けるGMOペイメントゲートウェイを筆頭に、システムやアプリなどでキャッシュレス決済関連サービスを提供している企業が業績を大きく伸ばすことが期待されます」
少し前まではフィンテックという言葉で一括りにされていたが、’19年はキャッシュレス化に焦点を絞りたい。
ついに日本もキャッシュレス決済の本格普及期に突入
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