5000万円の損もかすり傷!? 古参の仮想通貨トレーダーが’19年の相場に向けて進めた「仕込み」とは?

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 ’18年の仮想通貨は下がりっぱなしで、ガチホ勢の資産はみるみる減少。そんな中、着実に資産を増やし続けたのがハイレバトレード勢。急落相場で売り浴びせ、わずかな反発を買いで拾うスゴ腕トレードを刮目せよ!

’19年のビットコイン100万円超えを予想して安値で買い漁る

「’18年は一度、ボット(自動売買プログラム)の暴走で5000万円ほど損が出てしまいました。証拠金を入れすぎでしたね。少額にとどめておけば被害も小さく済んだのですが……」  愛らしいアイコンとは裏腹に、パンチの効いた失敗談を披露してくれたのは「暗号通貨界の狂犬」とも呼ばれるヨーロピアン氏だ。狂犬にとって、5000万円程度の損失など、かすり傷。これまでに仮想通貨で稼いできた利益は優に5億円を超えるのだ。  古参の仮想通貨トレーダーであるヨーロピアン氏は、’17年の仮想通貨バブル最高時に含み益が12億円に到達。仕込んでいたビットコインのうち、2億円分を利益確定したが、今なお一部を保有し続けているという。 「今は再びビットコインを仕込む時期。長い目で見ると、上がっていくしかないのではと考えています。火がつくのは時間の問題ではないでしょうか」  夏場に急激な上昇相場があったものの、その後の価格は下降線をたどり、値動きは縮小し続けた。ただし、上昇に転じる環境は整いつつあるという。
買い

《’19年の100万円超えを予想して買い》ヨーロピアン氏の長期目線は上。何度も跳ね返された200日線の上抜けも近いか。底が固まり、75万円や80万円の節目を抜けてくれば100万円も視野に

「10月半ばに話題になった、アメリカの取引所・コインベースが仮想通貨インデックスファンドを廃止するというニュースは最悪の材料でした。仮想通貨市場から資金が減るし、6月の運用開始からわずか3か月強での撤退という不甲斐なさで市場のセンチメントを悪化させてしまいました。しかし、このような悪材料にもマーケットはあまり反応せず、下値は限定的だったんです。『悪材料が出たから売ってしまおう』という人は減りつつある」  いわゆる「悪材料出尽くし」だが、一方で好材料への反応が鈍っている傾向もある。ニューヨーク証券取引所などを傘下に収めるICEグループ子会社Bakkt(バックト)が12月にビットコイン先物を開始するとのニュースが出たが、反応はイマイチだった。 「’17年12月、シカゴの取引所がビットコイン先物を開始し、バブルのピークをつけました。パブロフの犬ではないですが、先物への警戒感があるのかもしれません。バックトが誕生した背景には、既存の金融市場への危機感があり、今後ミレニアル世代の取り込みなどを積極的に行っていくと考えられます。新しい投資家を呼び込むことができれば、年末から’19年にかけて再び仮想通貨ブームが巻き起こる場面もあるかもしれない」
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「その日」に向けてどう仕込むか
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