《分裂で乱高下するBCHを狙い撃ち》海外コミュニティでの盛り上がりを察知した後、ヨーロピアン氏は出来高と価格の急騰をシグナルにしてBCHを買った。
「注目していたのは11月15日に行われたビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォーク(分裂)。海外コミュニティでは、この話題一色でした。HFに向けて盛り上がるだろうと思い、出来高に注目していました」
すると11月2日、価格が急増した。
「時価総額の小さな草コインだと、こうした急騰は仕手筋によるパンプ&ダンプ(虚偽の情報による値の釣り上げと売り叩き)の可能性もありますが、BCHは時価総額が大きいので大丈夫だろうと考え、急騰から半日ほどたってから買っていきました。ただ、HFが終われば、フォークコイン目当ての売りが出る。短期トレードと割り切って、フォーク前に決済しました」
《草コインでみられるパンプ&ダンプ》時価総額の小さな草コインの場合は、急騰しても仕手の仕掛けである可能性があるため飛び乗りは禁物。勢いが続くかどうか、半日ほど様子を見てから売買の判断を
経験と知識を駆使したトレードは古参ならでは。初心者はぜひ参考に。
アルトコインをトレードするうえで、ヨーロピアン氏が注目しているのは金利。大手取引所のビットフィネックスでは、空売りする際に金利が発生する。これが値動きの判断材料になるのだ。
ヨーロピアン氏も参画する「COINRUN」サロンでは金利情報を自動配信中
「アルトコインでは0.15%程度は正常水準。これが0.6%を超えてくると要注意。1%まできたら限界。それだけ売り手が多くて、空売りを仕掛けるためのコインが集まらないという証拠。売り手は金利と含み損で苦しくなり、将来の強い買い圧力となる」
ただし、ハードフォークを控えている際には話が変わることも。
「現物を貸し出しているとフォークコインをもらえません。売り手はより高い金利を支払わないと調達できなくなるため、金利が上昇しやすくなる。金利の水準だけでなく、外部環境やファンダメンタルズとあわせて判断してください」
【ヨーロピアン氏】
仮想通貨投資歴 5年
投入資金 ?
現在資産 5億円以上
トレード通貨 BTC、BCHなど
使用テクニカル 移動平均線、ボリンジャーバンド
使用取引所 ビットフライヤー、Bit MEXほか
ガチホ通貨 ビットコイン
平均レバレッジ 3~5倍
’15年から本格的に仮想通貨取引を開始。’17年には億を優に超える利益を稼ぐ。現在は仲間とオンラインサロン「COINRUN」を運営
https://coinrun.net/
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