「投資先」として見た「米軍基地」はどうなのか?

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需要拡大に応じて、沖縄の地銀による「軍用地ローン」の借入枠の限度額も増加している

 37歳で初めてのマンションを沖縄県名護市に購入。順調に投資を続け、45歳で年間家賃収入4300万円を達成したのを機に専業大家に。最大9棟まで物件を増やす一方、出合ったのが軍用地だった。 「軍用地とは、米軍や自衛隊の基地として国が借り上げた土地のこと。毎年、軍用地には国から借地料が支払われるため、沖縄ではメジャーな投資です。国が借り手なので滞納もない。普通の不動産投資より物件の管理も手間がかからないという長所もあります」  さらなるメリットは、担保としての信頼性が高いという点。 「軍用地は担保としての信頼性が高く、銀行もすぐに融資をしてくれます。また、普通の土地より評価額が低めなので、相続税対策にも有効。驚異的にローリスクで魅力的な投資先なんです」  三浦氏が軍用地投資を始めたのは10年前の’08年。既知の業者に「500万円で軍用地を買わないか」と誘われたのがきっかけだ。 「その土地は、年間の借地料だけで20万円は取れる物件だったので、『利息4%の貯金だと思えばいい』という感覚で購入しました」  その後、軍用地の存在は忘れていたが、4年後、知人から「軍用地を売ってくれないか?」と頼まれ、改めて価格を調べたところ、三浦氏は驚かされることとなる。 「当初500万円で購入した土地が、639万円まで値上がりしていました。借地料も4年間の合計が90万円近くになり、合計で約230万円もの利益が出ていました。この数字を見てさらなる軍用地への投資を決めました」  そこから本格的に購入を始め、現在では10億円超の軍用地を保有。年間約2100万円を超える借地料を得ているという。 「軍用地は価格の計算方法が特殊で、年間借地料にそれぞれの土地の相場に応じた『倍率』を掛け算して、売却価格が算出されます。倍率は株式と同様、需要が高いほど上昇。人気の高まりを受けて、6年前に倍率33倍で購入した軍用地が現在55倍前後に上がって、この勢いが続けば、来年には60倍を超える可能性もあります。利回りだと2%を切りますが、十分にキャピタルゲインを狙えるはずです」
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返還後の需要にも期待が
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