地方活性・高齢化対策・バリアフリーでも注目。22府県で公道走行解禁の「タンデム自転車」に乗ってみた

林泰人

 11月1日に鹿児島県内の公道での走行が解禁された「タンデム自転車」。これにより、全国22府県でこの2人乗り自転車の公道走行が認められたことになった。

運転のコツは「気遣い」

 タンデム自転車は2人分のサドルとペダルがついているが、後方に乗る人はハンドル操作が不要。そのため、視覚障害者や高齢者からの需要も高いという。また、地方都市観光の足代わりとしても期待が持たれている。

 現在、関東で公道を走ることができるのは千葉県のみ。しかし、茨城県、福島県や栃木県でも解禁の流れが進むなど、全国的な注目度は高まっている。

 そんなタンデム自転車の乗り心地はいかほどのものか? 実際に体験してみるべく、たちかわ創造舎のサイクル・ステーションで毎月開催されている「タンデム自転車の安全な乗り方教室」に参加してみた。

 この日の参加者はユキオさん、リョウくん親子と、個人参加のマユミさんの3名(いずれも仮名)。まずは、たちかわ創造舎の校内で、タンデム自転車についての基礎知識をインストラクターが説明してくれた。

 タンデム自転車では、前の乗り手は「パイロット」、または「キャプテン」と呼ばれ、後ろの乗り手は「ストーカー」と呼ばれる。「ストーカー」とは、機関車のストーブに燃料をくべる役割を意味するのだとか。

 また、タンデム自転車は「普通自転車」(長さが1.9メートル×幅0.6メートル)ではなく、「軽車両」扱いとなる。

 車体で特徴的なのは、前出のとおりサドルが2つ、ペダルが4つあるだけでなく、前後のフレームやスポークが多いこと。ブレーキも通常の自転車より上質なものが使われているそうで、2人分の体重やスピードに耐えうる仕様となっているのだ。

 続いては、床に固定した状態で実際に跨ってみることになったが、フレームが長いため、参加者は乗るだけでも戸惑い気味。また、前後のペダルはシンクロして回るので、停車するときやスピードを緩めるときは声かけが重要となるそうだ。

 そんな基礎知識を学んだところで、さっそく校庭へ。はたしてタンデム自転車の乗り心地は……?

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視覚障害者の乗り心地を体験
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「タンデム自転車の安全な乗り方教室」
次回は12月15日(土)9:30~10:30に開催
詳細はコチラ https://tachikawa-sozosha.jp/events/20180609
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