博士は「運のいい人」の行動を真似ることで運をよくする「幸運のワークショップ」というプログラムを行なった。
博士の著書『運のいい人の法則』に、ワークショップで実践された運を鍛える法則や12のポイントについて詳しく書かれているので興味がある方はぜひ読んでいただきたい。
著書によると、そのワークショップを実践した結果、なんと参加者の幸福度は80%向上した。ワークショップ後、仕事や家族、健康、経済状況など、幅広い分野の満足度が上がったのだ。この博士の研究によって、運というのは与えられるものではなく、掴むことができるということが解明された。
「運が悪い人」というのは、運が悪い人の行動・考え方をしているから運が悪くなるのだ。「最近、運が悪いな」「自分はあまり運がない」と思っている人は、こういった行動パターンや思考法を自分の生活と照らし合わせてみてほしい。運がいい人の行動を真似すれば、多少なりとも運を引き寄せることができるはずだ。
重要なのは「幸運の女神の訪れを待ち前髪を掴む」ことではなく、「幸運の女神に出会いに行って前髪を掴む」こと。ビジネスパーソンならば、なおさら試してみる価値があるだろう。
【参考資料】
『運のいい人の法則』リチャード・ワイズマン博士
『運をつかむ技術』澤田秀雄
『図解 モチベーション大百科』 池田貴将
【山本マサヤ】
心理戦略コンサルタント。MENSA会員。心理学を使って「人・企業の可能性を広げる」ためのコンサルティングやセミナーを各所で開催。これまで数百人に対して仕事やプライベートで使える心理学のテクニックについてレクチャーしてきた。また、メンタリズムという心理学とマジックを融合した心理誘導や読心術のエンターテインメントショーも行う。クラウドワークスの「トップランナー100人」、Amebaが認定する芸能人・著名インフルエンサー100人に選出
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