NTTドコモが冬春モデル発表、通信速度はついに1Gbps超!グーグル製スマホも

田村和輝
Googleフォン

三代目にして日本初上陸のGoogle製スマホ。日本版のPixel 3 (左)とPixel 3 XL (右)

 NTTドコモは2018-2019冬春 新商品発表会を開催し、2018-2019冬春商戦向けの新商品を発表したほか、通信速度の高速化なども明らかにした。通信速度は受信・送信ともに高速化し、受信はついに1Gbpsを突破する。また、グーグルのスマートフォン(スマホ)も登場した。

受信速度はついに1Gbpsを突破

 NTTドコモがPREMIUM 4Gとして提供するLTEサービスの通信速度はこれまで受信最大988Mbpsである。日本の携帯電話事業者が提供するLTEサービスとしては受信最大988Mbpsでも最速だが、2019年春に受信最大1288Mbpsへ高速化する。

1Gbpsを突破

受信の通信速度はついに1Gbpsを突破

 受信最大1288Mbpsは5CA、256QAM、4×4 MIMOの技術を適用する。

 5CAはしばしば5CC CAとも呼ばれ、複数の搬送波を束ねて同時通信するキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した技術で、5搬送波を束ねて同時通信する。

 256QAMは従来の64QAMより1度に運べる情報量を増やすことが可能だ。また、4×4 MIMOは基地局側と端末側で4本ずつのアンテナを利用してデータを多重伝送する仕組みである。いずれの技術も通信速度の高速化を実現できるのである。

 5CAの組み合わせはCA_1A-3A-19A-42Cで、周波数はFDD-LTE方式の2.0GHz帯(Band 1)が1搬送波、1.7GHz帯(Band 3)が1搬送波、800MHz帯(Band 19)が1搬送波、TD-LTE方式の3.5GHz帯(Band 42)が隣接する2搬送波、合計5搬送波を利用する。256QAMはすべての搬送波で適用し、4×4 MIMOは1.7GHz帯の1搬送波と3.5GHz帯の2搬送波の合計3搬送波のみで適用する。こうして受信最大1288Mbpsを実現するわけだ。

 ただ、受信最大1288Mbpsに対応した端末はファーウェイ・テクノロジーズ(華為技術)製のモバイルWi-Fiルータ「Wi-Fi STATION HW-01L」のみで、2019年第1四半期の半ばに発売する予定である。

1ギガ対応機種

受信最大1288Mbpsに対応したWi-Fi STATION HW-01L

 受信最大1288Mbpsは当該速度に対応した端末が発表済みのLTEサービスとしては、発表日時点では世界最速となる。ただ、ほかの携帯電話事業者がさらに高速なLTEサービスを先に開始する可能性は十分にある。

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送信速度は100Mbps超に

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