災害時にも役立つ! ふだん使いの省エネグッズ
土鍋は非常時には向かない
屋根に設置して太陽の熱でお湯を作る太陽熱温水器は、普段からガスの消費を減らしてくれるコスパの良い省エネ機器だ。東日本大震災のときには、ガスと電気が止まっていても、水さえ出れば温かいお風呂に入れたということでとても重宝された。コストも20万円台からと、ソーラーパネルよりずっと安く、災害への備えとしても使えることははっきりしている。
最後に、アルミでできたロールマットは、床からの冷気を防いでくれるので、家族の人数分備えておきたいところだ。普段も、絨毯やホットカーペットなどの下に敷くことで熱効率が良くなり温度低下を防いでくれる優れものだ。
普段はあまり意識しないが、いざ止まったら大変な思いをすることになるエネルギー・インフラ。日頃からある程度意識してグッズを準備していくことが、いざというときも安心な暮らしをつくるはずだ。
◆ガマンしない省エネ 第6回
<文/高橋真樹>
ノンフィクションライター、放送大学非常勤講師。環境・エネルギー問題など持続可能性をテーマに、国内外を精力的に取材。2017年より取材の過程で出会ったエコハウスに暮らし始める。自然エネルギーによるまちづくりを描いたドキュメンタリー映画『おだやかな革命』(渡辺智史監督・2018年公開)ではアドバイザーを務める。著書に『ご当地電力はじめました!』(岩波ジュニア新書)『ぼくの村は壁で囲まれた−パレスチナに生きる子どもたち』(現代書館)ほか多数。 ノンフィクションライター、放送大学非常勤講師。環境・エネルギー問題など持続可能性をテーマに、国内外を精力的に取材。2017年より取材の過程で出会ったエコハウスに暮らし始める。自然エネルギーによるまちづくりを描いたドキュメンタリー映画『おだやかな革命』(渡辺智史監督・2018年公開)ではアドバイザーを務める。著書に『ご当地電力はじめました!』(岩波ジュニア新書)『ぼくの村は壁で囲まれた−パレスチナに生きる子どもたち』(現代書館)。昨年末にはハーバービジネスオンラインeブック選書第1弾として『「寒い住まい」が命を奪う~ヒートショック、高血圧を防ぐには~』を上梓
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