Appleは現地時間9月12日(日本時間13日午前2時)、iPhoneの新型モデル3機種と、「Apple Watch SerieS 4」を発表した。
iPhone XSはゴールド、シルバー、スペースグレーの3色で登場
「iPhone XS」は、昨年10周年を記念して発売された「iPhone X」の後継にあたるモデルで、基本デザインはXを踏襲し画面サイズも5.8インチ。さらに、iPhoneシリーズ過去最大サイズとなる6.5インチの「iPhone XS Max」とXシリーズの廉価版にあたる6.1インチの「iPhone XR」もラインナップされた。従来モデルでは、iPhone 8およびiPhone 7が販売を継続、iPhone X、iPhone 6SおよびiPhone SEは販売が終了している。
まずは端末の詳細を見ていこう。ディスプレイ性能はXSおよびXS Maxが有機ELパネルを採用。いずれも458ppiの高解像度でダイナミックレンジは昨年 のXに比べて60%拡大しているという。
一方、XRは液晶ディスプレイでHDRには対応せず、解像度も326ppiとやや抑えられている。3D Touchにも非対応である点は少々残念だ。
搭載チップは3機種共通で、A12 Bionicチップを採用。A12は6コアCPUで、うち2つの性能コアが高負荷のかかる演算タスクに取り組み、4つの効率コアが日常的なタスクを受け持つ仕様。昨年のA11 Bonicと比較して、2つの性能コアは最大15%高速に、4つの効率コアは最大50%の省エネ化を実現している。またA12が内蔵する4コアGPUもグラフィック性能が最大50%高速化したという。
カメラ性能は、XSとXS Maxとも、12メガピクセルのデュアルカメラを搭載。絞り値は、広角側はF1.8、望遠側がF2.4。Xと同様に2倍までの光学ズームと、10倍までのデジタルズームに対応するほかデュアル光学式手ぶれ補正を備える。また新搭載のスマートHDRや深度コントロール機能などにより表現力が向上している。
一方、XRは12メガピクセルのシングルカメラで、絞り値はF1.8。シングルカメラでは初めてポートレートモードに対応したほか、スマートHDRや深度コントロール機能などの新機能も備えた。
そのほか、IP68相当の防水対応(XS・XS Max)や、フロントカメラでのポートレートモード機能、デュアルSIMへの対応、512GBモデルのラインナップ追加など、 Xと比較して端々に性能強化がされている。