上位カードを持つ大きなメリットが空港ラウンジが使える「プライオリティ・パス」を無料で持てる点だ
「プラチナカードというと年収などで入会資格に満たない不安もあるかもしれませんが、インビテーションは必要なく、どれも安定した収入があれば自分から申し込むことができるものばかり。クレジットカード会社も会員を増やせば年会費が得られるため、近年は年会費・手数料ビジネスに各社とも力を入れてきているようで、プラチナカードの敷居は下がってきています」
このような上位カードを持つメリットとして、「プライオリティ・パス」と、「24時間対応コンシェルジュサービス」が挙げられる。
「プライオリティ・パスは世界400都市・1200か所以上の空港のVIPラウンジが使えるので、国内・海外旅行に行く人には大きなメリットです。今回挙げた4枚のプラチナカードは通常399ドル、4万円以上するプライオリティ・パスのプレステージ会員が特典としてついているので、無料で空港ラウンジを利用できるのが嬉しい」
エポスプラチナカード
今回紹介する4枚のなかで最も安く持てるのは、年会費2万円の「エポスプラチナカード」だ。
「年間100万円以上利用すると2万円相当のポイントがもらえるので、クレジットカードで月8万~9万円ほど使う人は、それだけで年会費が実質タダになります」
年会費2万1600円で持てる「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」は家族会員向けサービスが手厚い。
MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
「家族会員も1人まで年会費無料でプラチナカードを持つことができ、プライオリティ・パスも無料なのが最大の特徴です。夫婦で持つならすごくお得な1枚です。また、『プラチナ・グルメセレクション』というサービスを使えば、レストランでコース料理が1人分無料になります。高級レストランや居酒屋、料亭などで食事する機会がある人には大きなメリットがあると思います。また、旅行で手荷物を宅配すると1回あたり2000円程度はかかりますが、『手荷物空港宅配サービス』で無料に。往復2人分の荷物を宅配すれば、1回の海外旅行につき8000円ほど得する計算になります」
家族会員もプライオリティ・パスが無料となり、高級レストラン1人分が無料となる「プラチナ・グルメセレクション」もあり、コスパのいいプラチナカードだ。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」は法人向けビジネスカードだが、一般の会社員でも申し込める。
家族にも無料でプライオリティ・パスが付帯するプラチナカードもあるので、旅行好きな人にはメリット大
「1年間で200万円以上利用すると、次年度の年会費が1万800円になるので、月16万~17万円ほど使う人にとっては1万円でプラチナカードを持つことができます。プライオリティ・パスと24時間対応コンシェルジュサービスがついている点も魅力。」