改元にサマータイム…現場SEから不満の声。これでもやる気なのか?

SEの生活に追い打ちをかけるサマータイム議論

 そこへさらにサマータイム導入を検討するという自民党の動きが報道されている。しかも理由は「オリンピックの暑さ対策」だという。(参照:時事通信「自民が夏時間検討へ=安倍首相指示、政府なお慎重論-東京五輪の猛暑対策」)  ’19年夏から試験導入するかも……2年間限定で運用するかも……もうおわかりだと思われるが、また1年後にシステムに大きな改修を迫られる可能性を求められてしまったSEたち。 「1年後から運用『するかもしれない』、そして詳細は『まだ決まってない』、それでいてシステムへの『影響が甚大』で、『期間限定』。プログラムが少しでも分かる人なら、どれだけの条件切り分けや処理が必要なことになるのか想像できると思いますし、設計側や管理者側からしてもタイトなのに工数が甚大になるのが目に見えています。 そして何が痛いって、こういう内容の追加仕様だと顧客側からおカネを請求しづらいんですよ。予定になかったサマータイムに対して、顧客側だって想定していないから1年の猶予じゃ予算がでないところもあるでしょう。おそらく、赤字になってでも対応しないとシステムが維持できなくなる……つまり取引先・顧客を失うことになるので我慢して低予算でやることになるのではないでしょうか」(システム開発会社社員)  こうなるとシステムを利用する顧客側も小規模なシステムなら「捨てる」という選択肢が出てきてしまう。  SEにとっては仕事が増えて稼ぎ時なように見られるが、現実は「実入りが少なくて、下手すればシステムを打ち切られる。そして忙しくなるだけ」というのが現実的な見込みなのである。  最後に一つ、あるSEからこんなコメントがもらえた。 「もう昭和から平成に変わる時とは運用されているシステムの数も規模も違う。こういう事にこそ国策なのですから国から予算をつけて事業として補助してもらいたいんですけどね……ああ、サマータイムはもっと影響大きいですよ、時間ですからね……」 <取材・文/HBO取材班>
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