猛暑日本。南国タイの人々は暑さをどうやってしのいでいるのか?

タイ料理も「暑さ対策」に向いている!?

 タイ料理の一部は辛い。日本人のイメージではタイ料理はすべて辛いように見えるが、実際にはほんの一部でしかない。そして、タイ料理が辛いのにもしっかりと理由がある。トウガラシの辛さの元であるカプサイシンが弱った胃腸を活性化させているのだ。

地鶏を絞めて作ったスープ。香草も使われている

 日本ではパクチーばかりが注目されるが、タイ料理にはほかにも多種多様な香草が使われており、これら香草はタイ伝統医学では薬草と同義になる。すべてではないが、タイ料理は一種の健康食でもあるのだ。こうしてタイ人は自分の身体を熱から守っている。

タイ料理は味が濃く塩分があり、またトウガラシで胃腸が活性化される夏向きな食事

 タイ料理は辛いだけでなく、全般的に味が濃いので塩分も多い。暑いときの塩分摂取は重要なので、この日本の猛暑を乗り切るならタイ料理がいいはずだ。医学的根拠などはまったく不明だが、筆者はそう信じている。 <取材・文・撮影/高田胤臣(Twitter ID:@NatureNENEAM)> たかだたねおみ●タイ在住のライター。6月17日に近著『バンコクアソビ』(イースト・プレス)が発売
(Twitter ID:@NatureNENEAM) たかだたねおみ●タイ在住のライター。最新刊に『亜細亜熱帯怪談』(高田胤臣著・丸山ゴンザレス監修・晶文社)がある。他に『バンコクアソビ』(イースト・プレス)など
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