独特過ぎるスイングも人生も劇画みたいな中年ゴルファー、崔虎星に全米も騒然

安達夕

photo Arep Kulal/Asian Tour via Getty Images

 6月24日、韓国の男子ゴルフ・ナショナルオープンで「変なスイング」を見せた崔虎星(チェ・ホソン、45歳)が、韓国のみならずアメリカでも注目を集めている。

 彼の生い立ちや、ゴルフ人生、風貌、そして彼の奇妙なスイングにまつわる話を聞くと、ゴルフを知らない人でも心を奪われる。昨今、プレイヤー人口も減り、人気が低迷するゴルフであるが、ゴルフを知らない人にもぜひ読んでもらいたい。

ゴルフ界が騒然!奇妙な「釣り人打法」

 まずスタンスから変わっていた。実際のターゲットラインよりも10度以上右にまっすぐ立つ。ヘッドを若干倒して外側に外す。ダウンスイング、特にインパクトの瞬間の姿勢は教科書のように模範的だ。

 問題はその次だ。

 ボールを打ったあと、右足を上げ、膝を曲げたり、また左足を上げ一周くるりと回転したり、腰を90度そり返らせたりする。柔軟性に欠けたシニアゴルファーよりももっと奇妙なフィニッシュポーズ。そんな「変てこりんスイング」なのに、若い選手よりも飛距離を伸ばし優勝争いをしたのだ。

🎣 ‘Fisherman’ Choi going for his biggest catch this week. #KolonKoreaOpen #whereitsAT @nolayingup

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 崔虎星は「若い頃は見た目がかっこいいスイングをしようと心がけたが、年を取ってからは飛ばしまくる若い選手と張り合うために一番力が入る方法に変えた。フォームが重要なのではない」と語っている。

 彼はまた、「インパクトの瞬間、最大限クラブヘッドをボールに固定してたくさんの力を乗せるために努力する。現在活動している日本ツアーでは釣り竿を引き上げるようにグリップする動作からフィッシャーマンズ・スイングと呼ばれている」とも語った。

 ドライバーやアイアンスイングをするときだけではない。パットやチップショットをした時のフィニッシュの動作も固定されないことが多い。

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独特過ぎるスイングがアメリカでも話題に

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