東松山市長選に立候補した女性装の東大教授、安冨歩氏の奇抜な街宣の背後にある実直な主張
2018.07.04
「子供を守る」という唯一の政策には、大きなインパクトがある
たくさん勉強して官僚になった人たちが、まさに今、国民を見下すように笑いながら、平気で公文書を改竄したりしている現実。これらは「教育」がもたらした日本の病かもしれません。学校で教えられた勉強は大人になると忘れてしまう。それは知りたいと思って学んだものではなく、一方的に教えられているから。
例えば、学校でイジメられている子供がいても、何事もなかったかのように授業だけは普通に進められていくというのは「異常な光景である」と安冨歩さんは主張します。イジメられている子供に寄り添うことなく、誰かが泣いていても授業が進められ、問題の解決を優先するのではなく、勉強のカリキュラムを進めることが優先される日本の学校。
それが本当に「教育」として正しいのでしょうか。
よくよく考えてみれば、とてつもなくサイコパスな話かもしれません。子供の頃から「泣いているクラスメイトを無視して勉強するのが正義」だと教えられる教育を受けて、そんな子どもたちが大人になった時に泣いている人を助けられるようになるのでしょうか。もしかしたら、その答えが今の政治に表れているのではないでしょうか。
何よりも優先して勉強することを正しいとするのではなく、子供の「食う」や「寝る」などの環境をしっかり整えた上で、子どもたちの個性を尊重し、その上でどうするかを考えるのが本当の「教育」なのではないか。「教育」の根本的なところを変えて、子どもたちが大人になった時に豊かな社会が作れるようにしようというのが、安冨歩さんが主張していることなのです。こうした安冨歩さんの主張に賛同する人は急速に増えており、SNS上で注目され始めています。なので、僕からの提案は「安冨歩さんの選挙運動を変えるべきだ」というものではありません。
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