党首討論、岡田vs安倍で「時間超過」の要因を作ったのは誰か? 発言を書き起こして検証してみた

HBO取材班

最後の要領を得ない安倍発言だけで全体の35%

 岡田克也代表の持ち時間は9分とされていたが、動画で観測した範囲では8分20秒くらいのところで委員長が終了を宣言している。この8分20秒のうち、発言時間を比較してみると岡田が3分37秒、安倍が4分23秒となっているが、委員長の「簡潔に」という発言があったことからも、もちろん前出の発言書き起こしを見てもわかるように、最後の回答に至っては2分42秒も使って、同じことを繰り返し述べたりと引き伸ばしと思われてもおかしくない発言をしている。

 発言を円グラフに表せば明確だ。

 そもそも、党首討論に限らず国会の質問・質疑は、誠実な答弁がなされることが大前提となっている。安倍首相が誠実に回答し、委員長の静止を聞いて簡潔に答弁するのであれば、いまのような時間配分の仕組みでもわからないでもない。しかし、このような不誠実な答弁を行うようであれば、党首討論において首相側の回答時間は野党側の持ち時間とは別にすべきだし、自身が要領を得ない回答をして時間を食ったにもかかわらず、最後に笑いながら挑発的な言葉をかけるなど、あってはならないことだ。

 国会の議論を不毛化させ、民主主義を蹂躙しているのは誰か。そしてその不毛化させた原因をまともに報じずに、あたかも岡田氏サイドにだけ時間超過の原因があるかのように報じるメディアに、果たして存在意義はあるのだろうか?

<文/HBO取材班>

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