BOでバカ勝ちする投資家が急増!?「今年はすでに4000万円の利益を出しました」

相場急変ニュースを事前確認して“サンド”

 必勝法はサポ&レジや110円ぴったりなどの節目を基準レートとし、BO価格が800円台のものを拾うこと。トレンドが発生していない、レンジ相場で威力を発揮する方法と覚えておこう。  逆に、相場が急変するときに大きなリターンを狙う方法もある。 「“サンド”ですね。上と下2つのBOを買っておく。今が111円で3分後にある指標が発表されるとします。過去の傾向から見て上下どちらかに30銭は動きそうだなと思ったら、『111円30銭以上』と『110円70銭以下』の2つのBOを買うんです」
“サンド”せよ!

【②指標発表時には上下で“サンド”せよ!】図は米小売売上高発表時のチャート。発表直前は110円ちょうどのときに、「110.20以上」と「109.80以下」の2つのBOでサンドしよう。あわせて1枚当たりの投資額が500円以内なら大きな利益に

 当然、どちらか一方は予想が外れて紙屑と化すため、こちらも安いBOを仕込むのが吉。 「2つのBOが合計500円以内で買えるといいですね」  111円30銭以上のBOを250円、110円70銭以下を250円で1枚ずつ買ったとすると、片方がゼロになっても、もう片方が1000円の払い戻しとなる可能性が高いため、500円の利益に。諸手で着実に土俵外に押し出していくさまは、これまた横綱相撲だ。ただし、急変した相場が落ち着きを取り戻し、元の111円に戻ったら上下両方のBOは紙屑となる。そのため、相場が急変してBO価格が跳ね上がった際に、満期まで待たずに片方を売却して利益を確定するほうが確実。それ以前に、相場の変動要因となるニュースはチェックしておこう。 「仲値(銀行が為替交換業務に適用するレート)が決まる9時55分や欧州勢が参入してくる17時、ニューヨーク勢が入ってくる22時30分、あるいはロンドンフィックス(ロンドンの仲値)の24時などは狙い目の時間帯です」  丁半ばくち的なイメージの強いBOだが、継続して勝ち続けるには研究が必要なのだ。 「注目したいのは英ポンドです。経済指標で動くことが多く、また英中銀のカーニー総裁は大胆な発言が多く、コロコロと意見を変えるためサプライズが多い。サンドが有効になりやすい通貨です」  業者選びもポイントとなる。 「できれば複数の業者で口座を用意したほうがいい。同じような目標価格でも業者によってBO価格が違うことがあるからです」  資金の制約がある人は、ちゃんこ氏がメインで利用するGMOクリック証券とワイジェイFX、外為どっとコムのいずれかで始めるといいだろう。ちゃんこを味わって、目指せ横綱トレード!
ちゃんこ氏

ちゃんこ氏

【ちゃんこ氏】 専業トレーダー。証券や金融系システム会社に勤務した後、’14年から個人でトレードを開始。累計利益は億を超える。https://twitter.com/chancorinman 取材・文/高城 泰(ミドルマン) 図版/ミューズグラフィック
1
2
バナー 日本を壊した安倍政権
新着記事

ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ

政治・経済

コロナ禍でむしろ沁みる「全員悪人」の祭典。映画『ジェントルメン』の魅力

カルチャー・スポーツ

頻発する「検索汚染」とキーワードによる検索の限界

社会

ロンドン再封鎖16週目。最終回・英国社会は「新たな段階」に。<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

国際

仮想通貨は“仮想”な存在なのか? 拡大する現実世界への影響

政治・経済

漫画『進撃の巨人』で政治のエッセンスを。 良質なエンターテイメントは「政治離れ」の処方箋

カルチャー・スポーツ

上司の「応援」なんて部下には響かない!? 今すぐ職場に導入するべきモチベーションアップの方法

社会

64bitへのWindowsの流れ。そして、32bit版Windowsの終焉

社会

再び訪れる「就職氷河期」。縁故優遇政権を終わらせるのは今

政治・経済

微表情研究の世界的権威に聞いた、AI表情分析技術の展望

社会

PDFの生みの親、チャールズ・ゲシキ氏死去。その技術と歴史を振り返る

社会

新年度で登場した「どうしてもソリが合わない同僚」と付き合う方法

社会

マンガでわかる「ウイルスの変異」ってなに?

社会

アンソニー・ホプキンスのオスカー受賞は「番狂わせ」なんかじゃない! 映画『ファーザー』のここが凄い

カルチャー・スポーツ

ネットで話題の「陰謀論チャート」を徹底解説&日本語訳してみた

社会

ロンドン再封鎖15週目。肥満やペットに現れ出したニューノーマル社会の歪み<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

社会

「ケーキの出前」に「高級ブランドのサブスク」も――コロナ禍のなか「進化」する百貨店

政治・経済

「高度外国人材」という言葉に潜む欺瞞と、日本が搾取し依存する圧倒的多数の外国人労働者の実像とは?

社会