ドライバーに朗報!? 駐車監視員の接近を知らせてくれるアプリは使えるか?

難点は、監視員以外の緑色も感知してしまう点

 ただ、見張り用スマフォを1台クルマへ残しておく際の注意点もあります。  カメラ部分を広角に捉えられるよう助手席、または運転席のダッシュボードに置くことの重要性です。駐車監視員はまず車両の後ろから張り付き、次に左側へ回る者もいれば右に回る者もいます。  そして最後に正面へ来て駐禁のシールを貼り付けるわけなんですが、オススメはクルマの左側ダッシュボードへスマフォのカメラが左後方を捉えれるよう設置し、歩道側から後方をカバーできるように『駐禁ハチ公』を起動しておくことですね。  駐車監視員も一般人と同じく歩道から放置車両をチェックしに入りますので、見張り用スマフォが早い段階で駐車監視員を撮影しピンチコールを送ってお知らせしてくれないと、駐禁シールをフロントガラスへ貼り付けられる死刑宣告までの駐車監視員滞留時間内(大体3~5分)に戻れなくなってしまいアウトへ。  そう考えますと、見張り用スマフォは車両の左後方を広角で撮影できるようにしておけば完璧かと思います。  一つ、難点とまではいかないのですが、優れたプログラムのおかげで緑色の認識率が高く、駐車監視員だけではなく緑色の洋服を着ている通行人に加え、植木の葉緑やらファミリーマートの看板の緑にですら愛車見守りシステムが反応してピンチコールしてくれる部分なんですよね。  ですが、警戒心を高めるうえでは決してマイナスではなく、プラスな作用になっているかと思います。クルマを止める際はなるべく周囲に緑色のオブジェクトがなさそうな場所を選ぶと良いかな(笑)。  と、こんな素晴らしい唯一無二のアプリを開発したゴールド レーシング ガレージさんに興味を抱いてしまった筆者なのですが、ホームページを見ると希少価値の高い高級車の販売をしている会社ではないですか。
ゴールドレーシングガレージHP

ゴールドレーシングガレージHPより

 どうみてもアプリの開発会社ではなさそうではあるものの、気になったら取材を敢行するジャーナリスト魂で『駐禁ハチ公』の開発舞台裏を伺うべく港区青山へ直撃してきました。その模様は次回へ。 【吉田武 a.k.a. ジャンクハンター吉田】 交通ジャーナリスト、映画コラムニスト。交通関係では三才ブックス『ラジオライフ』を主軸に執筆しつつ、『WEB CARTOP』『週刊プレイボーイ』『FRIDAY』『Abema Prime』などへ登場の他、まぐまぐのメルマガにて『疑問だらけの道路交通法』を毎週金曜に発行中。映画関係ではBS10スターチャンネルで放送中の映画情報番組『映画をもっと』にレギュラー出演など。
交通ジャーナリスト、映画コラムニスト。交通関係では三才ブックス『ラジオライフ』を主軸に執筆しつつ、『WEB CARTOP』『週刊プレイボーイ』『FRIDAY』『Abema Prime』などへ登場の他、まぐまぐのメルマガにて『疑問だらけの道路交通法』を毎週金曜に発行中。映画関係ではBS10スターチャンネルで放送中の映画情報番組『映画をもっと』にレギュラー出演など。
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