グランピングブームの反動か。アウトドア界は「ゆるキャン」化へ

林泰人
 近年、アウトドア界で大きなトレンドとなったのが、気軽に贅沢なキャンプを味わえる「グランピング」。キャンプ道具なしでホテル並みのラグジュアリーな自然体験ができるとあって、普段はアウトドアに興味のない層の間でも話題となった。しかし、グランピングもすべてが完璧というわけではない。ここ最近は、その反動とも言える現象が起きているという。

設営簡単、親子で利用できる「2ルームテント」

夏フェスのキャンプサイト

大量のテントが乱立する夏フェスのキャンプサイトでは、コンパクトなテントが便利だ

 グランピングと言えば贅沢感が最大のウリ。そのため、女性などにも人気になったわけだが、高級志向が加熱しすぎた弊害も生まれているようだ。

「大きなテントやタープ、自宅のリビングにあるようなスクリーンタープにテーブル&チェアのセット、2バーナーのキッチンシステム、明るいランタン……などなど、豪華なキャンプサイトを設営するのは大変というキャンパーが増えているようです」

 そう語るのはソロ、ファミリー、フェスなど、幅広くキャンプ事情に詳しいPONCHO氏。キャンプ道具を持っていく手間はかからないが、数が多く大きさもあるぶん、便利なグランピングも一気にハードルが高くなってしまう。野外音楽フェスのキャンプサイトでも、大量の道具を持ち込む客が増えているが、設営するまでの苦労を考えると一概に快適とは言い切れないだろう。

2ルームテント

「2ルームテント」はキャンプ初心者や親子連れにも便利 画像提供:モチヅキ MSR/ハバツアー2 78,000円+税

 そこでPONCHO氏が注目するのが、コンパクトで設営も簡単、ゆったりしたパーソナルスペースを作れる「2ルームテント」だ。

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軽量ハンモックも人気

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