韓国・文大統領の側近が有名ブロガーと接触し、世論操作した疑いが浮上。早くもまた政権交代か
NEWSIS)
この41%の支持率は偽造されたものなのか。韓国検察が本格的な捜査に乗り出し、事態は重大な局面を迎えている。
ハンドルネーム「ドルイドキング」を名乗り、記事に対して「いいね」やコメントを異なるアカウントで数百件偽造していた、金容疑者。先月3日に起訴され、それから警察による聴取を受けていたが、4月19日以降取り調べを拒否するため、この度逮捕状が出された。今後は身柄を拘束され、今後は強制的に取り調べを受ける。
捜査によると、金容疑者は2016年10月から今年3月まで記事9万件ほどに対して書き込み操作をした疑い。また、彼がNAVERで運営するサイト「経済的共進化の会」が与党の金慶洙(キム・ギョンス)議員に2千700万ウォン(約276万円)の政治後援金を渡したことが確認されている。
警察側が今回押収したUSBには、金議員の後援案内文書と「政治後援金のリスト」がファイル化されており、この後援案内文書には、金議員の後援会口座番号や振込名、入金限度額などに関する内容が盛り込まれていた。
警察は今後も、この資金がどのように集められたのか、また、出所はどこなのかなど、詳細を追求していく構えだ。
この金慶洙(キム・ギョンス)議員という人物、実は文大統領の側近中の側近と言われている。2012年に行われた大統領選挙では、当時出馬していた文在寅(ムン・ジェイン)氏の選挙対策委員会公報特別補佐官ならびに随行チーム長を務め、昨年の大統領選挙では文氏の代弁人を担当した。
2度にわたる大統領選挙で文大統領を全面的にサポートしてきた金慶洙(キム・ギョンス)議員は、この献金疑惑に対し「ドルイドキングからカネを受け取ったことはない」、「全くの事実無根」と否定している。
韓国で連日、話題となっている「ドルイドキング」事件。その盛り上がりぶりは、日本の“モリカケ問題”に匹敵するかのようだ。
「いいね」や「コメント」を偽造し、あたかも賛同されているかのように捏造された、このSNS世論捜査事件最大の焦点は、「2017年の大統領選への影響」だ。
昨年行われた大統領選挙では、文在寅大統領が41%に及ぶ票を獲得し当選。前朴政権で与党だった「自由韓国党」候補の洪準杓(ホン・ジュンピョ)氏や第2野党である「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)氏に倍の票差をつけている。(参照:1
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