「頑張りたくない」平成生まれ女子とマッチングするために昭和生まれ中年男性に必要な意識とは<現役愛人が説く経済学35>

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平成生まれ女子とオッサンの価値観はあまりにもかけ離れているのが現状

 こんにちは。東條才子と申します。どこにでもいる金融系OLですが、常時4~5人名の富裕層男性から経済的支援を受ける「愛人」をしております。  前回は「パパ活ブームの裏で、金持ちの愛人になりたい女性が減り続けているワケ」と題しまして、昨今の若い女性が愛人活動に消極的である旨をお伝えいたしました。  以前、私がヘルプとして在籍していた銀座のクラブで、印象的な出来事がありました。そのクラブは高級店で、ホステスは25歳が最も若く、30代もたくさんおられます。全体的に落ち着いた美人が多く、若いキャピキャピした女性は皆無です。  そんな中、関西の田舎から出てきた23歳の「大型新人」が入店したのです。彼女は、 「17歳から地元のスナックでアルバイトをしていたんですけど(※筆者注:17歳でそうしたお店に勤務するのは違法です)、18歳になってすぐ北新地のキャバクラで働き始めました。お水の仕事で一生、生きていきたいと思ったからです」  と語ったそうです。  彼女は、持ち前のやる気で北新地を制した後、20歳で上京。六本木の高級キャバクラを経て銀座にやってきました。すでにお水歴5年のキャリアで、「将来は銀座に店をもちたい」と意気込んでいます。 「今どき、あんなコは珍しいわよ」と、ママは非常に驚いておられました。若い女性を多く見てきたママからすると、このタイプは天然記念物レベルの珍種だといいます。  大型新人さんは、平成5年か6年の生まれ。この世代は前回もご説明したように、全体的にかなり保守的で、性交体験人数も10年前(ちょうど筆者の世代にあたります)と比べて減っています。  結婚への意識も、昭和の時代に逆戻りしているかのようで、「大人のおじさまたちと遊んでお金を頂くより、早く結婚して専業主婦になりたい」という真面目なタイプが増えています。彼女のように、愛人ビジネスの主要マーケットであるホステスになりたがるタイプはほとんどおりません。  
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「自分はパパでもいい、ATMおじさんでいい」と割り切れる男性には良い時代
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