北朝鮮が猛プッシュする「大同江ビール」をビール好き女性が飲んでみた

中野鷹

輸入品であることを示す朝鮮語と中国語が併記された裏ラベル

 北朝鮮が韓国を確実に上回るものが3つあると言われる。冷麺と女性、そしてもう1つがビールである。北朝鮮を代表するビールブランドが大同江ビールというブランドだ。

 今回、中国大連のオンライン販売店から大同江ビールを入手したので某所でビール好きの女性に試飲してもらった。

 1月に本サイトでもお伝えした通り(参照:貿易規制に苦しむ北朝鮮、新たな外貨の稼ぎ頭は「ビール」と「カレンダー」!?)大同江ビールを北朝鮮以外で唯一飲める国は中国(※中国へ輸入される前、2013年ごろまでは韓国へ輸出されていたが現在はストップしている)で、1年前までは輸入販売権が1社独占だったため割高で購入機会も限られていた。しかし、販売店が昨年秋ごろから急増し、価格も安くなり中国最大のECサイト「淘宝網」でも簡単に買えるようになっている。

 今回、入手できたのは1本15元に送料を加味して6本単位で販売されているもので、日本円で2500円くらいだ。ちなみに、大同江ビールは中国で消費する分には問題ないが日本へ持ち込んで空港税関で見つかるとすべて没収対象となるので、日本への持ち込みは自己責任でお願いしたい。

早速ほんのり冷やした大同江ビールを飲んでみると……

 ほんのり冷やしておいた大同江ビールを試飲してもらったのは、ともに東京在住の女性2人。友子さんは50代のフリーのエスティシャイン。ゴットハンドを持つと言われプロのアスリートなども顧客に持つも大好きなビールに散財しているという。好きなビールはキリン「クラッシックラガー」(瓶)。もう1人は、陽子さん40代の団体職員。旅好きで世界中のビールを飲み歩いているそうだ。好きなビールはサッポロ「黒ラベル」。というお2人にワイングラスで乾杯してもらった。

ビール好き女性による大同江ビールの評価は?

「普通に美味しくて飲みやすい」(陽子さん)
「まとも過ぎる」(友子さん)

「北朝鮮のビールなんで、もっとトンデモナイ癖がある味だと思っていたら拍子抜けするほど普通にビールらしい味がします」と陽子さんは予想が裏切られたようだ。

 500mlの瓶ビール1本だったのであっという間に飲み干してしまったが、「変わったビールを飲みたいというビール好きなら多少高くても買うと思う」とお2人からの感想。

 今回、試飲してもらった大同江ビールは、容量500ml、アルコール度数4.8%、原料は、麦芽、ホップ、水、さらには米が使われているのが特徴だ。他には日本では一般的に表示されていない原麦汁濃度の記載もあり11%となっている。

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いまだに現地の人には高級品

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