韓国・ソウル市が高齢者をIoTで見守る事業を本格開始…対象は約2000名
ソウル市は昨年、全人口のうち65歳以上の割合が14%以上を占める高齢社会に突入し、単身の高齢者が増加しているなか、そのケアやサポートにもIoTやビッグデータを活用していこうと考えていると同事業の趣旨を説明している。またIoTで「認知症」「ひきこもり」「アルコール依存」「難聴」「貧困」など、高いリスクを抱えている一人暮らしの高齢者の生活サイクル・特徴などを把握し、そのデータを高齢者対策の基礎資料として活用する計画だとしている。
ビッグデータを活用すれば、猛暑・寒波など気候的な優先的に支援が必要な対象者の選定など、迅速なサービス提供も可能となる。ソウル市関係者は「世の中が高齢社会に突入し、今後一人暮らしの高齢者が施設や病院だけでなく、地域社会との関わりを持って生きていくことがますます重要になっている(中略)ソウル市は今後も、公共と民間、地域住民がともに生活密着型のケアサービスを提供し、高齢者が孤立しないよう細やかな社会安全ネットワークを構築して環境を作っていきたい」と述べた。
<文/ロボティア編集部>
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