三越のライオンが「ねこ」に!?――猫の手も借りたい!デパートで増える「ねこ系アートイベント」

増える「ねこ系アートイベント」

 百貨店で開催される「ねこ系アートイベント」といえば、NHK「世界ネコ歩き」でも知られる岩合光昭氏の写真展が有名であるが、それ以外でもねこをテーマとしたアートイベントは今や全国各地のデパートの定番催事となっている。  最近は全館を挙げて大々的にイベントを行なう百貨店も少なくなく、例えば、都内では小田急百貨店新宿店で2月に館内各地でねこをテーマとした雑貨やアート作品などを販売する「猫の日コレクション」が開催されたほか、大阪でも4月に阪神百貨店梅田本店で90を超える作家や工房、専門店などが参加したねこアートの展示・販売会「まるごと猫フェスティバル2018」が開催されている。

全国の百貨店で人気を集める「ねこ系アートイベント」(大分県別府市の百貨店)。岩合光昭氏の写真展のみならず、各店舗で個性的なイベントが行われている

 百貨店において「生き物系」の催事は古くからの定番であり、長年広く人気を集めてきた。しかし、かつて多かった生体を展示する催事は現在も人気である一方、当然ながら展示される生き物の健康維持が第一であるため、そうしたケアに多大な労力と費用がかかってしまう。もちろん、生体の展示をおこなうためには専門の管理者が必要であるほか、自治体に許可を取る必要があるなど法的なハードルも高い。  一方で、近年増えてきている写真展、雑貨展などアート作品の展示・販売であれば、生体を扱うほどの労力はいらず、特別な許可を取る必要もない。

生き物系の催事は昔から百貨店の定番であった。高島屋日本橋店の屋上では「象」が展示されたこともある。中央の建物の「象型アーチ」はその名残だ。象はその後、1954年に上野動物園へと引き取られた

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猫系イベントは救世主に!?
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